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砂浜環境調査票(昆虫類ほか編)の記入上の注意とヒント
注1 【都道府県名】【市町村名】【地先名】【海岸の名前】【俗称】をそれぞれ記入します。
【海岸の名称】は調査する海岸の近くに○○○海岸とかかれた看板が立っていると思いますので、その名前を記入しましょう。
看板が見つからない場合には【俗称】としてなんと呼ばれているのか近所の人に聞いて書き記しましょう。
注2
注3
【調査年月日】【調査時間帯】は環境調査をするときには非常に大切な項目です。必ず記録しましょう。
また、時間帯は、海の潮位の状態が満潮なのか干潮なのかを知る上で重要です。開始時間 終了時間を記録しましょう。
注4 【調査者】の欄には調査に当たった【団体名 学校名】と調査に参加した人の名前を記録します。大勢で調査した場合には班長や指導者の名前を書いておきましょう。
注5 【確認方法】
昆虫採取の方法にはいろいろありますが、その代表的な方法を次ページに示しました。確認・捕獲に用いた方法を選んで○で囲んでください。 ベイトトラップ法やライトトラップ法は、時間がかかったり、いろいろな道具が必要だったりするので、始めは見つけ取りや捕虫網を使った方法で調べてみましよう。

チェック:昆虫採取は、昆虫の生息環境や生態(生活史)に合った方法で行ういくつかの方法があります。次のことを参考にしてください。

背後林の葉や幹などをすみかにしている昆虫類
採取方法:ビーティング(木の枝などをたたいて網で虫を受ける方法)見つけ取り、ライトトラップ(夜間にライトをつけて灯りに集まった虫を採集する方法) 木に熟したバナナや蜂蜜などが入った容器や袋をぶら下げて集まってきた昆虫類を捕獲する方法。

背後林内の草むらや砂浜内の草むらに生息している昆虫類
採取方法:スイーピング(網を草むらの中で左右に振りながら採集する方法)

背後林内や砂浜内の草むら、砂地などに生息している昆虫類
採取方法:ベイトトラップ(広口ビンやコップなどに餌を入れ、地中にわなをしけかけて採集する方法)、見つけ取り

砂浜に捨てられたゴミや漂着物のまわりをすみかにしている昆虫類
採取方法:ベイトトラップ、石起し採集法、見つけ取り
注6 【確認した昆虫類】
観察した昆虫類を記録してください。種名がわからない昆虫類を観察した場合には裏面にスケッチし、その特徴を記録しておきましょう。
【数】
観察した種類ごとの生息数 確認個体数を記録します。数が非常に多い場合など計数に困る場合には次のような表現方法もあります。
+:50〜100個体(匹)程度 ++:100個体以上 +++:200個体以上 ※観察した人がこのルールを決めて適宜数を調整してもかまいません。
【特徴】
群で行動していたり、巣穴や卵塊などを確認した場合にはその特徴や様子を記録しておきましょう。
【場所】
「海面上を飛翔」
「打ち上げられた海藻やゴミの中」
「テトラポットの隙間」
「ハマヒルガオの周辺」など確認した場所を具体的に記録しておきましょう。
注7 【確認方法】
「その他の動物」とは両生類やは虫類、クモ類、陸産貝類などの動物です。 どのようにして確認したかを記録しておきましょう。
注8 【確認した動物】
観察した動物の種名を記録してください。種名がわからない動物を観察した場合には裏面にスケッチし、その特徴を記録しておきましょう。
【数】
観察した種類ごとの生息数 確認個体数を記録します。数が非常に多い場合など計数に困る場合には次のような表現方法もあります。
+:50〜100個体(匹)程度 ++=100個体以上 +++:200個体以上
※観察した人がこのルールを決めて適宜数を調整してもかまいません。
注9 確認した昆虫類や動物の特徴を記録し、不明な種はスケッチしておきましょう。 また群を作って餌を食べているような場所、巣または巣穴を確認した場所などもスケッチしておきましょう。








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