[1]田中浜海岸
本海岸では、背後林を守るための護岸工が施されており、背後林と砂浜部は海岸構造物により分断されている。また、海岸侵食が懸念されており、沖合には人工リーフが設置されている(施工中)。
砂浜陸側には、植生がみられ、ハマニガナ、ハマヒルガオ等の砂浜植生をみることができる。
背後林は、人工的に植栽されたと思われるクロマツ林となっている。
砂浜部の砂丘植生と砂浜裸地の境目付近には、ハマスナホリガニの巣穴と考えられる、生物の生息孔がみられる。
この他、孔経が若干大きい、スナガニ類の巣穴と考えられる巣穴も確認できた。
汀線際には、ホンダワラ類の漂着がみられた。
地先海域に分布する藻類の様子を知る手段となる。
また、漂着した藻類には、ハマトビムシ類等の小型生物が確認された。