編集後記
○七月二十七日に開かれた財団本部常任理事会で平成十四年度全国吟詠コンクール指定吟題が決定されましたのでお知らせします。
平成十四年度全国吟詠コンクール指定吟題
●幼・少・青年の部
[1]後夜仏法僧鳥を聞く(空海)
[2]稲叢懐古(太宰春台)
[3]親を夢む(細井平洲)
[4]菊花(白居易)
[5]烏江亭に題す(杜牧)
[6]海に泛ぶ(王守仁)
[7]日本刀(大鳥圭介)
[8]名古屋城(松口月城)
[9]九月九日山東の兄弟を憶う(王維)
[10]廬山の爆瀑布を望む(李白)
●一般一・二・三部
[1]花に対して旧を懐う(釈義堂)
[2]山行同志に示す(草場佩川)
[3]桂林荘雑詠諸生に示す(その二)(広瀬淡窓)
[4]元二の安西に使するを送る(王維)
[5]山中幽人と対酌す(李白)
[6]碩中の作(岑参)
[7]失題(古荘嘉門)
[8]坂本龍馬を思う(河野天籟)
[9]客中の作(李白)
[10]江畔独歩花を尋ぬ(杜甫)
○今年の夏は一段ときつい酷暑となりました。自宅近くの街灯に毎晩のようにカブトムシが飛来していますが、これは珍しいことで、子供等が小さい頃には同じようであった事を考えますと二十年ぶりのことです。これは、近年、団地の子供がたいへん減りましたが、その影響でしょうか。または、自然環境がいくらか回復してきた吉報といってよいのでしょうか。
○小泉内閣発足後初の国勢選挙、七月二十九日の参議院議員選挙は与党の圧勝に終わり、「聖域なき構造改革」「首相としての靖国神社参拝」などを掲げた小泉純一郎首相に国民が信任を与えた結果となりました。
ついに小泉首相が引用した「米百俵」の精神、今の痛みに耐えて、日本の政治も経済も、国民の意識も変わるというときが来たのでしょうか。
(矢萩保三)
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