(1) このコンクールは、財団法人 日本吟剣詩舞振興会(以下財団と略称)が実施するもので、全国の少壮吟詠家の日ごろの研鑽を競う場とすると同時に、すぐれた少壮吟詠家選出の公の場とし、吟詠の芸術的向上を図り、あわせて吟剣詩舞道の普及振興に資することを目的として、都府県大会(第一次予選)・地区大会(第二次予選)・全国大会(決選大会)の形式で行われるものである。
(2) このコンクールの参加資格は、財団加盟の各団体・各流・各会所属の吟詠家で吟歴七年以上、指導歴三年以上で、年令が平成十三年四月一日現在、満三十五歳以上五十五歳以下(昭和二十年四月二日以後昭和四十一年四月一日以前に生まれた人)で、会長以上の責任者の推薦を受けた人とする。
ただし、平成十三年度全国吟詠コンクールに出場申し込みをした人は参加できない。
この全国大会は地区大会入選者と第二十九回コンクール全国大会入選者(前回の全国大会入選者は第一次、第二次の予選を受けることなく、次年度の全国大会に直接出場出来る)に限られる。
また、全国大会三回目入選挑戦者特別規定を次のとおり定める。
(イ) 全国大会にすでに二回入選している人(以下少壮吟士準候補と呼ぶ)は、抽選による絶句一題を吟じ、その成績が上位十位以内の入選圏内にあると認められた場合は、出場者吟詠終了後に行われる特別審査に出場する。
(ロ) 特別審査の吟題は律詩課題制とし、出場者吟詠終了後、直ちに行われる五人単位の抽選によって決められたものを吟じるものとする。
(ハ) 少壮吟士準候補のうち、一般審査で入選圏内に入り、特別審査で一定の基準以上の成績を収めたひとは少壮吟士候補として推薦される。また、特別審査で一定の基準以上の成績を収めることができなかった人は、三回目の全国大会入選とはならないが、次年度全国大会へ直接出場できる。
(ニ) 前回大会(第二十九回)より、このコンクールの参加資格の一部に特例を設け、決選大会入選者(初回目、二回目入選者を指し、特別審査落選者は含まれない。)に限り、年齢資格上限の満五十五歳を超過する場合であっても翌年度の全国決選大会に直接出場出来ることに変更した。
(3) このコンクールの全国大会は、財団本部が主催し、その運営は全国大会実行委員会が担当して次の審査要領によって実施する。
(イ) 審査委員は原則として本部役員と邦楽専門家によって構成され財団本部常任理事会で決定する。
(ロ) 出吟順は申込〆切後厳正公平な抽選で決定した「プログラム」順番通り行い、吟題はすでに発表された指定の絶句十五題のうちから選択する課題制とする。なお吟題決定の方法は、
(a) 封筒十五通を一組とし、この封筒の中に[1]〜[15]までの詩文六枚ずつを入れておく。
(b) 出吟者は次のように区分する。
1〜15、16〜30、31〜45、46〜60、61〜75、76〜90、91〜105、106〜120、121〜135、136〜142
(c) 各区分のトップ出吟者が出吟前四十分(二十番後)になったとき抽選する。
(d) 出吟者は六枚の詩文に出吟番号、氏名、音階及び曲目を書き込み、吟題委員長に提出、吟題委員長は確認印を押し、一枚を司会、一枚を音響、一枚を詩文監査、二枚をアクセント審査委員に提出、一枚を出吟者に渡す。(出吟中この詩文を見て吟じてもよい)
(e) 吟題委員は別に出吟者詩文原簿を作成する。
(f) 吟題抽選順は各区分とも出場順の若いほうを先とする。
(ハ) 吟じ方は、まず司会者が出場者の番号・氏名・吟題を紹介し、出場者は財団指定「吟剣詩舞道伴奏集」(以下「伴奏テープ」という)の前奏を確認して吟じ始める。(吟題は言わない)出吟前後の敬礼は省略する。
(ニ) 吟詠時間は吟じ始めてから二分以内に吟じ終るものとする。
(ホ) 次の場合は失格とする。
(a) 出吟までに吟題決定の所定の手続きを行わなかった者。
(b) 出番のときいなかった者。
(c) 課題吟以外のものを吟じた者。
(d) 詩文の読みが指定されたものと異なった場合。
(e) 吟詠の途中で絶句(つかえること)した場合。
(f) 吟じ始めてから二分を超えた報せのベルが鳴った場合。
(g) その他、審査委員長が失格と認めた場合。
(ヘ) 成績の判定は「吟詠コンクール審査規定」(日吟振内規)によるものとし、発声(声質、技術)、音程、発音、詩心、態度の五項目とし、得点の多い者を上位者とする。上位同点の場合は審査委員長が各委員の意見を聞いて決定する。
(ト) 審査の採点は次の各項にウエイトをおいて行う。
(a) 声の美しさ、発声の自然さ、声量の豊かさ、声の明瞭さ、節回しのよさがあるかどうか。
(b) 伴奏テープの音程に合っているかどうか。又、伴奏テープと調和しているかどうか。
(c) 共通アクセント及び鼻濁音が正確に表現されているかどうか。
(d) 感情表現のうまさ、声の品性、渋さなど吟詠に味があるかどうか。
(e) 舞台マナー、吟詠マナー、社会人としてのエチケットが備わっているかどうか。
一、詩文の読み方は「吟剣詩舞道漢詩集」に、また、詩文のアクセントは「吟剣詩舞道アクセント付き漢詩集」によります。
二、出場者が吟じる場合の「伴奏テープ」の音程は、本人の届出による本数どおりとし、音程の変更は認めません。
三、出場者が、抽選用詩文用紙以外の詩文を見ながら吟じる場合、用紙の大きさは、はがき大とする。
四、入選者は、審査終了後審査委員会議で決定され、その発表は表彰式典の席上行われます。入選者数は未定です。
五、成績発表並びに賞状授与の時不在の人は失格となります。