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「赤十字飛行隊」
十三・五・二十二 長崎支隊/長崎県総合防災訓練
十三・五・二十四 長崎支隊/佐賀県総合防災訓練
 
 去る五月二十二日の長崎県総合防災訓練は訓練当日、早朝六時のウエザー情報を入手、その後対馬の無線奉仕団へ電話で風の状況及び現場近くの海の状況を見て貰い白波の立ち具合などの報告を頂いた。電話の内容から推測すると北北西の風二〇ノット又はそれ以上と予測される。すぐに支隊長へ電話を入れ対馬よりの情報を伝える。その後何度か支隊長と打ち合わせをおこない、悔いは残るが安全第一と考え、六時四十五分に飛行中止を決定した。
 また、五月二十四日の訓練当日も長崎はウエザーは辛うじてVFR可能であったがシーリングが低く今回の訓練現場へ行く飛行経路上及び訓練現地形に問題があり安全飛行不可と判断し、佐賀日赤事業課へ連絡しその旨事情の説明を行い参加取り止めを決定しました。
 長崎支隊の過去の出動では今まで2県とも中止となったのは初めての事であります。如かし五月二十二日の出動待機後には長崎県防災課より電話があり長崎支隊が六時四十五分に飛行中止の決定を防災課へ報告した二時間後までには、参加する全ての航空機が対馬に向かい出発したものの、強風のため途中より引き返したとの連絡を受けました。もし、これらの航空機が訓練参加が出来たとしても「我が判定に悔いはなし」が支隊長はじめ隊員全員の気持ちであり、これからも安全第一を忘れずに活動をしていきたいと報告を戴いております。出動隊員は、二県とも浜地義記支隊長、山本憲一隊員、松本高明隊員であり、機体は、C―一七二・JA三八三七でした。二県にまたがる訓練参加は他機関との連携における下準備などもたいへんなことだったと思います、皆様大変お疲れ様でした。
(なお、その長崎支隊隊員が在席している長崎エアロアソシエーションの日頃の模様を三ぺージに紹介してありますので併せてご覧下さい。)
 
十三・六・十九〜二〇 調布支隊/東京都献血血液輸送(大島)
 
 例年行われております。献血血液輸送は島の諸事情により梅雨時をはずせない状況です。パイロット泣かせのこの梅雨時の血液輸送ですが、今年も梅雨に入ってしまい連日、ウエザー取りの状態でした。先ず初日は九時から飛行場にて待機するものの午前便は十一時十五分に中止決定、また午後便も一時三〇分に中止を決定しました。なお、二日目の血液輸送は献血採取後の時間帯における飛行隊の出動可否がその後の大きな判断材料となるため、空海ともに悪天の場合は、飛行隊が中止した時は、航空定期便、次に定期汽船輸送と振り返られる段階となる。日赤では全て使えない場合も想定し、急遽陸路にても緊急車両を配備させ待機していた。しかし、当日は何とか天候も幸いし、無事に飛行隊の出動が出来た。
 伊藤辰男支隊長、大塚啓一分隊長、松本直己隊員、佐藤成雄隊員(副隊長)
 二日目の二〇日午前便は二機の出動態勢で早朝よりスタンバイ。一機目のJA三六四九は大島空港の風ガスト二十三ノットなるも視程は良好であり、大島北側に若干のタービランスあるも飛行に問題は無し。青箱一、赤箱一を十三時一〇分に調布スポット四十九Nにて無事、日赤血液車へ引き渡し終了しました。
 大塚啓一分隊長 PA二八―一四〇E/JA三六四九時間〇+三十五分
 二機目のJA三八四二も計六箱を積載し血液輸送車に引き渡し完了しました。
 佐藤成雄隊員(副隊長)梅川荘吉隊員 BE三六/JA三八四二 時間〇+五十五分
 午後便は調布天気曇り、視程一〇k風二一〇/六NT、RW十七
 大島の天気曇り、視程一〇k風二三〇/二十二NT大島の北側で若干のタービランス有り。青箱三、赤箱二、を調布に於いて日赤血液輸送車へ引き渡し終了。
 伊藤辰男支隊長、石井昌紀隊員 BE三六/J A三八四二 時間〇+五十五分
 参考/献血血液の青箱とは三十八×五十一×三十六 二〇kg
 赤箱とは三〇×五十一×三十二 五kgの血液が入っている特殊保存箱
 二日間に亘り調布支隊の松本、梅川、石井、大塚氏の皆様お疲れ様でした。また、出動機体の振り分け、フライト判断の先頭に立って戴いた伊藤辰男支隊長ありがとうございました。
 
平成13年7月2日
日本飛行連盟様
東京都赤十字血液センター
所長 中村榮一
謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上ます。
 平素、血液事業の推進つきましては格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、先般の大島献血実施に際しましては、ご多忙中にもかかわらず献血血液の輸送に、一方ならぬご尽力を賜り、誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。
 お陰をもちまして、多くの町民の皆様のご協力を得ることが出来ました。このたび献血いただきました結果につきましては、別紙のとおりでございます。
 今後とも、善意の輪が社会に大きく広がり安定した血液確保並びに患者さんの救命医療に貢献できますよう一層のご理解ご支援をお願い申し上げます。
 まずは取り急ぎ書中をもって御礼申し上げます。
謹白
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左から血液センター、梅川隊員、伊藤支隊長、石井隊員
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右、大塚啓一分隊長








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