(3)深さ1000mおきの下方接続の断面図の例を図2-38に示す。1000m毎の関係に著しい非線型は見られず、深さ方向の線型補間はほぼ妥当であると思われる。
(4)水深、重力それぞれのパワースペクトルを図2-39〜40に示す。波長10km程度より短波長側で重力異常のパワーは減衰の度合いが大きくなる。しかしながらSmith&Sandwellの海底地形2分メッシュ、船舶観測水深、残差埋め戻し補正済み予測水深等のパワーの減衰傾向はほとんど変わらない。このことから、Smith&Sandwellの海底地形2分メッシュ作成に用いられた重力異常は、現在彼らの研究グループが公開している重力異常そのものではないか、又は何らかの補正が行われている可能性が示唆される。
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図2-38 下方接続断画図(北緯33度)
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図2-39 衛星観測重力、船舶観測水深、予測水深のパワースペクトル(G1405)
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図2-40 衛星観測重力、船舶観測水深、予測水深のパワースペクトル(G1405)波長10km付近拡大 |