第2章 研究の内容
本年度の事業としては、以下の項目を実施した。
1) メッシュ区分の検討
作成するデータセットの作成範囲、メッシュ間隔及び水深コンターの間隔について議論した。
2) 複雑な海底地殻構造に対する海底地形推算手法の検討
日本南方のGEBCOメッシュG1405(東経130°〜140°、北緯24°〜30°)をモデル海域として、海底地形推算手法の向上を図り、結果の評価を行った。
3) メッシュデータの作成
船舶実測水深データの品質チェックを行い、上記2)で検討した手法を適用し、北西太平洋全域で1分メッシュデータを作成した。
調査の進んでいる日本周辺海域では、海底地形に対する解釈の込められている水深コンターが既に存在している。日本周辺海域においては、新たに引き直した水深コンター及び既存水深メッシュデータも含め、コンターの補間等により30"メッシュデータを作成した。
4) コンター図の作成
上で作成した1分メッシュデータよりコンターデータを作成した。併せて日本周辺海域では、上記3)で使用したコンターを編集・統合した。