地域伝統芸能大賞について
「地域伝統芸能大賞」は多年にわたり、地域伝統芸能等の活用を通じ観光の振興又は地域の商工業に顕著な貢献をしたと認められる個人又は団体を表彰することにより、国民の地域伝統芸能の活用に対する認識を高めることを目的に、財団法人 地域伝統芸能活用センター(会長 瀬島 龍三)が、平成5年に設けたものです。
第九回地域伝統芸能大賞受賞者
第1類(地域伝統芸能の実演に係わる団体又は個人)
山鹿灯籠まつり実行委員会(熊本県)
第2類(地域伝統芸能を活用した行事の実施主体)
城端むぎや祭協賛会(富山県)
第3類(衣装、用具等の製作、人材等の確保に関わる団体又は個人)
五十嵐 藤二(山形県)
第4類(その他特に顕著な貢献のあったもの)
長浜曳山祭総当番(滋賀県)
第九回地域伝統芸能大賞受賞者のプロフィール
山鹿灯籠まつり実行委員会
熊本県山鹿市の山鹿灯籠まつりは、約1300年前景行天皇筑紫巡行の際、山鹿の民が松明によって奉迎したのが起源の1つとされている。そもそも松明を神社に奉納する習わしが、室町時代を境に和紙の伝統工芸山鹿灯籠献灯に姿を変え、今に至っている。
毎年8月15日、16日には前述の華麗な造り物である大灯籠が大宮神社に奉納される。これと共に女性たちが和紙製の灯籠を頭に掲げて火を燈し、「よへほ節」に合わせて優雅に踊る山鹿灯籠踊りが始められ、近年大変人気を集めている。
祭り期間中には30万人以上の観光客を呼び、熊本県の代表的な祭りの1つとなっており、山鹿灯籠踊りは中国、オーストラリアを始め国内外で広く公演を行っている。
山鹿灯籠まつり実行委員会は、それぞれの事業区分に沿った組織が形成されており、山鹿灯籠まつりの執行は言うに及ばず、上記のように年間を通じて活発かつ着実な活動を行っている。
住所:熊本県山鹿市/代表者:河村 修
城端むぎや祭協賛会
城端町は富山県の南西部、砺波平野の南端にあり、峠を隔てて五箇山と接している。約800年前平家の落人が都を追われて各地に離散した時、五箇山にも住みついた。麦屋節はその落人たちが都での往時を偲んで唄い踊ったのが始まりと言われている。哀調を帯びた旋律と風格ある踊りは五箇山地方一帯に広まり、富山県の代表的な民謡のひとつとして全国的に著名である。
城端むぎや祭はこの民謡を祭典に活用し保存普及を図るため、城端神明宮の秋祭りが行われる9月16日を核に昭和26年第1回目を開催し、以降毎年9月15日、16日に実施、昨年は50回を数えるに至っている。
この間、城端むぎや祭協賛会は祭開催の主体として、町内関係団体や周辺市町村の麦屋節関係保存会等との広域的連携を取り、県内マスコミとのタイアップも図りながら企画、運営し、今日の盛大な祭りを築いて来た。また、同会はむぎや祭のブランド商品や町の土産品開発のきっかけ作りをするなど、約6万人の同祭集客と相俟って地域の商工業振興にも大いに貢献している。
住所:富山県城端町/代表者:岩田 忠正
五十嵐藤二氏 西置賜地方獅子頭製作
山形県の南部、西置賜地方に伝わる獅子舞は主に「黒獅子」と称され、大きな獅子頭につけた約10メートルの大幕の中に30人近くの男たちが入り、祭り囃子に合わせて激しく舞う。
飯豊町在住の五十嵐藤二氏(75才)は17〜18年前獅子頭に魅せられ、農業から転じて以降獅子頭作りに精魂を傾けて来た。獅子頭は彫り、磨き、塗りの三行程を経てたてがみと髭が付けられ完成するが、乾燥期間を含めると小さいものは3年、大きいものになると5年を要するという。また、創作だけではなく神社から補修の依頼もあり、このときは仕上げの漆塗りの行程も一人でこなしてしまう。
下絵を一切用いずに、ノミ一丁で彫る技法は専門家の高い評価を得ており、氏が製作した獅子頭(黒塗りは雄獅子、赤塗りは雌獅子)は西置賜地方を始め、米沢市など十以上の神社に奉納されている。
住所:山形県飯豊町
長浜曳山祭総当番
長浜市は、滋賀県東北部に位置する琵琶湖畔の美しい都市で、人口6万1千人を有している。四百数十年前、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が、ここに戦国の居を構えまちを築いた。
長浜曳山祭りは、長浜八幡宮の祭礼として、4月9日から4月17日まで伝統の行事が執行され、4月15日の本日には、子供歌舞伎(狂言)を見ようと多くの観光客で賑わう。祭りの起源は、秀吉が男子出生を祝って町衆に金子をふるまい、町衆がこれに応えて曳山を造営したものと伝わっている。
祭りの形態は、四畳半の曳山の舞台上で小学生が名演技を繰り広げ、亭(ちん)と呼ばれる階上で子供たちがシャギリを囃す。子供歌舞伎が演じられる曳山は12基あり、輪番で毎年4基づつ出場する。
長浜曳山祭総当番は祭り全般を司るが、祭り裏方三役(振付、太夫、三味線)の地元養成や小学校での歌舞伎教室の開講など、祭り保存伝承のための環境づくりに努力してきた。
長浜市は、この町衆パワーをまちづくりに活かそうと、平成12年度に曳山博物館を建設。官民一体となった取り組みが注目を集めている。
住所:滋賀県長浜市/代表者:藤居 昭
第九回地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)演目概要
10月12日(金) 歓迎デモンストレーション 開演前観客入場時 グランシップ玄関前 |
みしまばやし
三島囃子
(静岡県三島市) |
三島市周辺の農村の若者たちが、三嶋大社の祭を彩る囃子方として習い覚え、昔から子々孫々にわたって継承してきた民俗芸能である。お囃子の起源は、中世の頃、大場に移り住んだ幸若舞の一派が伝えたとされているが、地域ではこれ以後の数百年を、三島のお囃子として守り続けてきた。[県指定無形民俗文化財] |
10月12日(金) 開催記念公演第一部 グランシップ中ホール |
みたかさんばそう
見高三番叟
(静岡県河津町) |
江戸時代、見高村(現在の河津町)出身で江戸歌舞伎の名優として名高い4代目市川小団次に、嘉永3年(1850年)に有志の青年達が江戸に出向いて教わった「式三番」を旧庁屋で上演したのが最初であると伝えられている。戦後中断していたが昭和51年に伝統の郷土芸能として復活した。[町指定無形民俗文化財] |
しらいしおどり
白石踊
(岡山県笠岡市) |
源平の合戦で戦死した人々の霊を弔うために始まったと伝えられる踊で、もとは回向踊と呼ばれていた。毎年8月14〜16日の3日間、盆踊りとして伝えられている。口説の歌と大太鼓による1曲の音頭に合わせて、男踊・女踊・奴踊・笠踊などそれぞれ異なった振り付けと扮装で踊る。[国指定重要無形民俗文化財] |
せんていさいじょうろうさんぱいぎょうじ
先帝祭上臈参拝行事
(山口県下関市) |
寿永4年壇の浦での源平の合戦で入水した安徳幼帝の御霊を慰めるため、上臈に身を落とした平家の女官が命日に帝の墓に参拝したという故事に始まり、毎年5月3日の下関海峡まつりに合わせて実施される。打掛に太鼓帯の衣装の上臈が、警固、官女、禿を従え、赤間神宮に参拝する。[市指定無形民俗文化財] |
にしうれでんがく
西浦田楽
(静岡県水窪町) |
旧暦1月18日から19日朝にかけて行われる所能山観音堂の農祭りである西浦田楽は、別当、能頭,能衆と呼ばれる人たちがこの神事に参加する。宵から夜明けにかけて演じられる地能33番、はね能12番には24の仮面が使用される。神事に参加する人たちは享保年間より世襲となっている。[国指定重要無形民俗文化財] |
10月12日(金) 開催記念公演第二部 グランシップ大ホール |
ひろせちょう
広瀬町かんこ踊り
(三重県鈴鹿市) |
起源は天正年間(1573年〜1592年)。戦国の頃は伊勢の群雄が割拠し、農民達の被災は酷く、郷土和平を祈って踊った。毎年、7月の天王祭りと10月の秋祭りに奉納され、その年の五穀豊穣、村内安全を祈る。天照大神が岩戸隠れの時、その前で踊ったものをまねていると言われている。[市指定無形民俗文化財] |
ふじもり
藤守の田遊び
(静岡県大井川町) |
3月17日の大井八幡宮の祈年祭の夜に、氏子中の未婚の青年達によって奉納される。天狗、獅子をあやす振取(ふっとり)、華やかな作り花を頭上に頂いた徳太夫などが、荒田や田植などの農耕の所作を大井八幡宮の境内で演じる。[国指定重要無形民俗文化財] |
やまなじんじゃてんのうさいぶがく
山名神社天王祭舞楽
(静岡県森町) |
この舞楽は動物の舞が多く、2間(3.6m)四方の舞楽殿で薄縁2枚の上で舞うのが特徴で、笛3人,太鼓1人、鼓4人で伴奏する。舞はすべて稚児が奉仕するが、優填獅子の舞は大人1人が加わる。舞は8種類、特に昆虫(カマキリ)のかつらを付けた蟷螂(とうろう)の舞は全国でも珍しい。[国指定重要無形民俗文化財] |
ぬえ
鵺おどり
(静岡県伊豆長岡町) |
源三位頼政公の鵺退治の古事に因んだ鵺ばらい祭りに演じられる。頭はサル、胴体はトラ、尾はヘビという怪物・鵺が頼政公の矢を受けて、前非を悔いて改心し善神と化して、里人に福をもたらし続けるというものです。祭りでは、大鵺、中鵺、小鵺がパレードの先頭で練って歩く。 |
はこねまごうた・ながもちうた
箱根馬子唄・長持唄
(神奈川県小田原市) |
馬子唄は箱根の山道を登り下りする馬子たちが得意ののどで唄っていたものであり、長持唄は大名行列の荷物を担いで運ぶ人足や駕篭かきが、元気を出すために唄っていたものである。どちらも情感あふれる仕事唄で、箱根の山道の入口である入生田地区の人たちによって唄い継がれ、保存されている。 |
からすやま
烏山山あげ祭
(栃木県烏山町) |
「山」とは烏山特産の和紙と竹で作った舞台背景である。市街の道路に大山、中山、前山、館を立ち上げ、幅8m、奥行100m、高さ10数mの巨大野外劇場を作り上げ、常盤津の演奏に踊り子達の所作狂言の歌舞伎が演んじられる。この野外劇場を作る行程の若衆の団体行動が見事である。[国指定重要無形民俗文化財] |
10月12日(金) 歓迎の演奏・舞 出演者交歓のタベ パーティ会場 |
すんぷきやり
駿府木遣
(静岡県静岡市) |
慶応4年、徳川最後の将軍慶喜公が静岡で謹慎生活に入った折、江戸町火消の棟梁であった新門辰五郎とその配下の者が供をしてきた。その一門は静岡での火事の際にも消火に活躍し、江戸火消の評判をとった。これを機に静岡市の消防団の元である静岡消防組が組織され、江戸木遣も伝授され、伝承されている。 |
きよさわかぐら
清沢神楽
(静岡県静岡市) |
旧安倍郡清沢村に伝わる湯立神楽で、藁科流湯立神楽とも言う。何時ごろから始まったものかは不明である。演目は座揃えから始まり湯立神事を含め24演目あり、幣束や弓矢などを持つ採物の舞と仮面をつける面行の舞の演目に分けられ、音曲が豊かなのが特徴である。[県指定無形民俗文化財] |
10月13日(土) 地域伝統芸能公演 グランシップ大ホール |
しもだだいこ
下田太鼓
(静岡県下田市) |
寛政年間に時の下田奉行、今村伝四郎正長が、長く続いた戦国の荒廃した民心の安寧と、町の活性を図るため町民に伝えたと言われている。以来三百有余年、代々の若衆により受け継がれた打法は、正調と呼ばれる4曲や、色物と呼ばれる謡曲から採られたものがあり、それぞれの町毎に特技を持っている。 |
ひがしつくみかまくらおどり
東津汲鎌倉踊
(岐阜県久瀬村) |
源氏が平家を滅ぼした時、戦勝を祝って踊ったものと言われている。また一説では関ヶ原の戦いで破れた西軍の武士がこの地に落ちのび、平和を祈願する踊りとして村人に伝えたとも言われている。ホロと称される長さ2m60cmのクジャクの羽を形どった五色の飾りを背負った踊手の動きが見事。[国選択無形民俗文化財] |
かつさかかぐら
勝坂神楽
(静岡県春野町) |
勝坂集落にある八幡神社、清水神社、熊野三社の祭礼で、「天下泰平」「武運長久」「生子繁昌」「五穀豊穣」の所願成就の祈願をこめて舞われる神楽獅子舞で、400年の伝統を持ち続けている。この舞は古来より男子が舞うものであるが、獅子頭を付けた舞手も笛や太鼓の囃子方も皆女装をしている。[町指定無形民俗文化財] |
ほそえじんじゃぎおん
細江神社祇園ばやし
(静岡県細江町) |
細江神社祇園祭の神輿渡御は船に乗り、都田川を下り、奥浜名湖を回遊し、その後上陸してから町内を練り歩く。氏子はデビキという竹、提灯、幕などで飾りつけた太鼓台を引き、笛や太鼓のお囃子を賑やかに演奏しながら神輿について練り歩く。囃子はデビキを出す区によって異なり、それぞれ何種類かの曲がある。 |
てらの
寺野のひよんどり
(静岡県引佐町) |
正月3日宝蔵寺三日堂で演じられる修正会延年の芸能で、奉仕者は禰宜と12軒の世襲制の宮講の人々である。「ひよんどり」は「火踊り」からきていると言われている。舞は片剣、両剣など結界作法の舞のほか「太郎、二郎、三郎」と呼ばれる三鬼の舞などlO数番が伝承されている。[国指定重要無形民俗文化財] |
かさいばやし
葛西囃子
(東京都葛飾区) |
江戸の祭囃子の源流である。江戸時代、享保の初め葛西神社の神官能勢環が敬神の和歌に合せて音律を工夫し村内の若者達に教え、神霊を慰めたのが起源とされている。この囃子が江戸の神田明神の祭に出るようになって以来、天下泰平、国家安全の奉納囃子として大流行し、各地に広まった。[都指定無形民俗文化財] |
みとだいかぐら
水戸大神楽
(茨城県水戸市) |
神楽の一流儀である大神楽は主に獅子舞と曲芸を披露するもので、江戸初期に全国に広まった。柳貴家正楽(やなぎやしょうらく)家は、江戸時代に水戸藩御用神楽の格式を拝命した由緒有る水戸大神楽宗家として、300年の道統・芸統を継承している。[県指定無形民俗文化財] |
なかのななずまい
中野七頭舞
(岩手県岩泉町) |
神楽舞の一部で、「シットギジシ」を基本にした舞であり、発端は天保時代にさかのぼるといわれている。7種類の採り物(道具)を使い、7種類の舞があり、七頭舞の意味がうかがわれる。当初は神楽で舞われていたが、時代とともにうつり変わり、集落の祭典に奉納されるようになった。[町指定無形民俗文化財] |
10月12日(金)〜14日(日) メインエントランスホールでの展示 |
かんとう
秋田竿燈
(秋田県秋田市) |
東北三大祭の一つで、8月5〜7日秋田市山王大通りで夜の8時から一斉に演技される。高い竹竿(親竹)に横竹を結わえ、そこに46個の提灯を吊るす。1本60Kgにもなる親竹の根元を手、肩、額、腰と曲芸風に移し、観客の拍手喝采を受けている。[国指定重要無形民俗文化財] |
ひがしつくみかまくらおどり
東津汲鎌倉踊
(岐阜県久瀬村) |
源氏が平家を滅ぼした時、戦勝を祝って踊ったものと言われている。また一説では関ヶ原の戦いで破れた西軍の武士がこの地に落ちのび、平和を祈願する踊りとして村人に伝えたとも言われている。ホロと称される長さ2m60cmのクジャクの羽を形どった五色の飾りを背負った踊手の動きが見事。[国選択無形民俗文化財] |
ふりゅうげんばいちりゅう
浮立玄蕃一流
(佐賀県佐賀市) |
弘治2年(1556年)堀江神社の大宮司、山本玄蕃が雨乞い祈願のために始めたものとされる。踊り手は日月に形どって雲龍を描いた直径1mほどの前立を額に当てバチを両手に持ち、囃子田謡に合わせて大太鼓を打つ。頭上のテンツキは大きく左右前後に揺れ動く。[市指定無形民俗文化財] |
いのみやみこしかい・めこし
井宮神輿会・女輿
(静岡県静岡市) |
静岡市の井宮にある、北斗七星を奉る井宮神社に古くから伝わる七夕祭りの中で発足した神輿会の女輿である。女性たちが担ぐ神輿として、地元の宮大工の手で1年かけて製作されたもので、平成6年に建立した。総ヒノキ作り総重量300kg台輪寸法90cm幅140cm高さ190cm |
第九回地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)実行委員会組織
第九回地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)実行委員会名簿
区分 |
所属機関・団体、職名 |
氏名 |
最高顧問 |
(財)地域伝統芸能活用センター会長 |
瀬島龍三 |
顧問 |
静岡県知事 |
石川嘉延 |
顧問 |
静岡市長 |
小島善吉 |
(役員会)
委員長 |
(財)地域伝統芸能活用センター理事長 |
土橋正義 |
副委員長 |
静岡県生活・文化部長 |
井口健二朗 |
副委員長 |
静岡県助役 |
篠?忠雄 |
委員 |
(財)地域伝統芸能活用センター専務理事 |
大林 武 |
委員 |
静岡県教育長 |
杉田 豊 |
委員 |
静岡県警察本部警備部長 |
佐藤正顕 |
委員 |
静岡市健康文化部長 |
荒木貞夫 |
委員 |
(財)静岡県文化財団理事長 |
松井 純 |
委員 |
(社)静岡県観光協会専務理事 |
菊地 忍 |
委員 |
(社)静岡県商工会議所連合会会長 |
神谷聰一郎 |
委員 |
静岡県商工会連合会会長 |
森 延敏 |
委員 |
静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合理事長 |
山田善久 |
委員 |
静岡県文化財保存協会会長 |
松浦國男 |
委員 |
静岡県観光協会理事 |
村上公彦 |
委員 |
東海旅客鉄道(株)静岡支社長 |
木村恭平 |
監事 |
(社)日本観光協会理事長 |
滝澤 進 |
監事 |
静岡県出納長 |
藤木紀男 |
(事務局)
本部事務局長 |
(財)地域伝統芸能活用センター総務部長 |
矢野智衛 |
開催県事務局長 |
静岡県生活・文化部観光レクリエーション室長 |
海野英子 |
第九回地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)出演団体アンケート
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q1スタッフの対応等 |
A |
B |
C |
D |
E |
内容 |
満足 |
やや
満足 |
どちら
とも |
やや
不満 |
不満 |
1 |
白石踊 |
白石踊会 |
中川賢次 |
○ |
  |
  |
  |
  |
予定表のとおり大体スムーズに時間もあまり変わらず行事ができた。送迎についても宿舎についても満足できた。 |
2 |
先帝祭上臈参
拝行事 |
先帝祭上臈参拝行
事実行委員会 |
企画広報課主任
中邑 |
  |
○ |
  |
  |
  |
・控室からステージまでの呼び出し誘導がなかった。・ステージ上での進行・演出について責任者が明確でなく、質問に応じる方がいなかった。・関係者の方々に親切にし
ていただいた。 |
3 |
西浦田楽 |
西浦田楽保存会 |
高木虎男 |
○ |
  |
  |
  |
  |
スタッフの方々がスムーズに行ってくれた。また、後片付けを行ってくれ、控室まで運んでくれて大変に助かった。 |
4 |
烏山山あげ祭 |
烏山山あげ保存会 |
烏山町教育委員
会文化係長滝田
勝幸 |
○ |
  |
  |
  |
  |
当団体の山あげの仕掛けが大規模であるため、参加した若衆だけでは人手が足りず現場スタッフには公演の手伝い、終了後の後片付けや運搬車輌への積み込み等協力していただき大変感謝している。ただ、出演に際して、もう少し綿密な打合せが必要だったのではないか、特にメインとなる山の部分が事前の情報が少なく、現場対応の部分が多く、当日リハーサル時に山の格納や搬出のし方について若干問題となった点については反省の部分ではないかと感じている。 |
5 |
広瀬町かんこ踊 |
広瀬町かんこ踊り保存会 |
会長舘佳春 |
  |
  |
  |
○ |
  |
こちらがわからない事があっても誰に尋ねていいのかわからないし、近くのスタッフに尋ねてもわからないようで、返事が返ってこなかったりで、中心になるスタッフがいなかった。笹につけて提灯を持つ事を手伝って欲しいと事前に書類でもお願いしてあったのに、当日になってできないと言われ困った。できないのであれば前もって連絡してほしかった。 |
6 |
中野七頭舞 |
中野七頭舞保存会 |
会長阿部一雄 |
○ |
  |
  |
  |
  |
団体の意見を聞いてくれやすく、スタッフの言葉遣いも良かった。 |
7 |
水戸大神楽 |
柳貴家正楽社中 |
十八代家元柳貴
家正楽 |
○ |
  |
  |
  |
  |
細かい点まで配慮していただいた(屏風の配置、照明、火の曲芸における火の使用の事前許可申請等)。当日のステージスタッフの皆さんも演者の立場に沿って誠実に対応していただいたと思う。(さすがに洗練されている)また、道具の運搬や現地についてからの静岡県からの専任の担当スタッフの方の懇切な対応に気分爽快ですごせた。 |
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q2出演の効果 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
内容 |
団体の
PR |
地元の
認知度 |
全国の
認知度 |
地元で
の振興 |
団体の
活性化 |
1 |
白石踊 |
白石踊会 |
中川賢次 |
○ |
  |
○ |
○ |
○ |
1.→全国大会に国民文化祭等いろいろ出演したが、静岡県ははじめてのため。3.→入場者が超満員で多数の人が見物してくれたため。4.→各地で出演したため思い出して盆にまた海水浴場に来てくれる人がいる。5.→感激して頑張ると共に後継者育成に力を入れる。 |
2 |
先帝祭上臈参
拝行事 |
先帝祭上臈参拝行
事実行委員会 |
企画広報課主任
中邑 |
○ |
○ |
  |
○ |
○ |
1.→フェスティバルに参加することの他に地元記者クラブや、テレビに出演し、祭りのPRとともに観光のPRをすることができた。2.→受賞したことで地元下関のマスコミに取り上げられた。5.→出演を通じて実行委員会内での各団体の信頼関係を深めることができた。 |
3 |
西浦田楽 |
西浦田楽保存会 |
高木虎男 |
○ |
  |
  |
  |
  |
会場で多くの県外の方々がおみえになり、知人等に会え、話ができ、来年の田楽祭りには是非訪れるとの言葉を戴いた。 |
4 |
烏山山あげ祭 |
烏山山あげ保存会 |
烏山町教育委員
会文化係長滝田
勝幸 |
○ |
  |
○ |
  |
  |
フェスティバルでは最後の出演ということでフィナーレの時に山を残したまま、全出演団体が出てくるといった演出がなされたため、当団体の露出時間も長く、大変PRになったのではと思う。また、11月4日のテレビ放映も、フェスティバルの雰囲気を全国の皆様に知ってもらうためには良かったのではないかと感じている。 |
5 |
広瀬町かんこ踊 |
広瀬町かんこ踊り保存会 |
会長舘佳春 |
○ |
○ |
  |
  |
○ |
地元の新聞で記事にしていただいたおかげで、近所の人だけでなくまわりの地区の人からも広瀬かんこ踊りががんばって活動しているといった印象を与えたり、かんこ踊りを知らなかった人たちにも知っていただくことができた。地元以外で演じたことにより、若手(青年団)の踊り手はやりがいを感じ、練習に熱心になるようになった。
|
6 |
中野七頭舞 |
中野七頭舞保存会 |
会長阿部一雄 |
○ |
  |
○ |
○ |
  |
10年程前に三陸冬のキャンペーンで静岡駅前で踊ったことがある。静岡の地元の人たちもこのような踊りは見たことがなくびっ〈りしたと思う。 |
7 |
水戸大神楽 |
柳貴家正楽社中 |
十八代家元柳貴
家正楽 |
○ |
  |
  |
  |
○ |
1.→わが国の伝統芸能の中でも"軸"である神事芸能。その代表である「神楽」。獅子舞と曲芸の千古の歴史を正統に継承し、芸能として日本民族の精神文化を伝える水戸大神楽宗家の神楽たる由来をその芸によって顕現することができたイベントであったと思う。(正に地域伝統芸能の"甲子園大会"といえるのではないでしょうか)5.→素晴らしい会場と観客、そして司会者。いやがうえにも全力投球にて臨む気構えにさせて頂いた。社中にとって良い刺激となった。 |
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q3取材の有無 |
Q4今回の感想 |
1 |
2 |
内容 |
内容 |
あり |
なし |
1 |
白石踊 |
白石踊会 |
中川賢次 |
○ |
  |
直接白石島にはなし。地元では、大会の様子等問合せあり。 |
白石踊は第1回の金沢大会に出演しましたが、大変出演団体には行き届いた気配りを戴き、みんな気持ちよく演じられた。特に高円宮殿下にお言葉を賜り、交歓のタベで妃殿下より白石踊は大変印象に残っているとお言葉を賜り、感激した。 |
2 |
先帝祭上臈参
拝行事 |
先帝祭上臈参拝行
事実行委員会 |
企画広報課主任
中邑 |
○ |
  |
前日に地元の情報番組「とびっきり静岡」静岡朝日放送に出演。また、会場内でFNNテレビ静岡スーパーニュースの取材。 |
地域伝統芸能活用センターの皆様をはじめ、NHKアート、静岡県、静岡市の職員の方々には、受け入れ案内等ご高配を賜り御礼申し上げます。受賞したことで私共下関の伝統文化の紹介および下関の観光のPRという所期の目標を達成できた。今後も下関の財産として「先帝祭」を保存継承していきたい。今後ともご指導よろしくお願いします。(出演者より)11月4日のBS放送で、中ホールの模様がなかったことは誠に残念でした。 |
3 |
西浦田楽 |
西浦田楽保存会 |
高木虎男 |
○ |
  |
報道関係の方々は、出演前に訪ねてきて大きく新聞に載せてくれた。来年の祭典日等の問合せが多い。 |
全国で皆さん一生懸命行っている伝統芸能を見、聞き、大変に私どもの保存会にも学ぶところが多かった。 |
4 |
烏山山あげ祭 |
烏山山あげ保存会 |
烏山町教育委員
会文化係長滝田
勝幸 |
○ |
  |
  |
今回高円宮殿下ご夫妻がご覧になられる中、初日行事の最後の出演という大役を務めさせていただき、さらに、事故も無く出演が無事終了でき、出演者一同、スタッフ関係者の皆様に大変感謝致しております。大変お世話になりました。 |
5 |
広瀬町かんこ踊 |
広瀬町かんこ踊り保存会 |
会長舘佳春 |
○ |
  |
記事同封 |
こちらの出発可能日が金曜日ということもあったが、到着してリハーサル→本番とあわただしく、他の出演団体との方と交流したり、演目をじっくりと見ることができなかったのが残念。他の団体の取り組み方とか問題点などいろいろ聞いてみたいと思っていた。日頃の踊りを再現しようと思うと自分たちに与えられた時間が短く、舞台も狭く、苦労した。しかし、踊り手の青年たちはいつもと違うところで大勢の観衆の前で踊ったことに感動していた。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。 |
6 |
中野七頭舞 |
中野七頭舞保存会 |
会長阿部一雄 |
  |
○ |
  |
・旅行、往復ともに余裕(時間等)があって楽しかった。・中学生への学習にもなったと思う。(地理的、交流の総合学習として)・大変ありがとうございます。 |
7 |
水戸大神楽 |
柳貴家正楽社中 |
十八代家元柳貴
家正楽 |
○ |
  |
マスコミ関係ではないが、地元(県及び市)の教育委員会に事前、事後ともに連絡を取り合った。(観光行政関係者、商工会議所関係も含む)。 |
84歳の十七代目から、17歳(高2)の十九代後継者。女性伝承者も交えて親子三代にて守る伝統芸を精一杯披露でき、とても感動を覚える印象的なフェスティバルだったと思う。昨今は創作和太鼓が座巻しているが、「伝統」がきちんと貫かれていたのが良かったと思う。今回の意義深いイベントに参加した団体それぞれがあらためて「己」の歴史やその芸能を顧みるよい機会になったのではないか。
当日の上演を目指して練習し、衣装や道具を整備し、心を一つにする。そして演じ終わっての感動が励みとなってさらなる活性化が図られる。ここに地域伝統芸能の保存継承団体が全国的に集中する"甲子園"的な意義が存するものと思う。各団体間の交流の時間がもっととれればより有意義だったと思う。今回出演の記念に収録ノーカットVTRの実費頒布を是非お願いしたい。センター、NHKアートの皆様はじめ、担当の方々ありがとうございました。正楽家一同伝統維持に精進したいと思います。 |
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q1スタッフの対応等 |
A |
B |
C |
D |
E |
内容 |
満足 |
やや
満足 |
どちら
とも |
やや
不満 |
不満 |
8 |
葛西囃子 |
葛西囃子保存会 |
副会長佐々木弘政 |
○ |
  |
  |
  |
  |
とても大掛かりで演出、照明など大々的なのにかんどうした。また、同じ出演者でも地方色がでていて、レベルも高く、緊張した。 |
9 |
竿燈 |
秋田市竿燈会 |
会長
堀祐一 |
  |
○ |
  |
  |
  |
  |
10 |
東津汲鎌倉踊 |
久瀬村鎌倉踊保存会
|
会長増元鉢巳/久瀬村産業建設課高橋宗徳 |
  |
○ |
  |
  |
  |
演出関係はやや満足。ステージスタッフの対応等については担当者を配置し、事前の打合せ及びその都度の対応をもっと綿密に行っていれば万全だったと思う。フィナーレについては1時間以上の待ちが生じ、それからの片付け積込みで結局帰宅が11時過ぎになった。他の団体も苦情を言っていた。よりスムーズな進行が望ましかった。 |
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q2出演の効果 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
内容 |
団体の
PR |
地元の
認知度 |
全国の
認知度 |
地元で
の振興 |
団体の
活性化 |
8 |
葛西囃子 |
葛西囃子保存会 |
副会長佐々木弘政 |
○ |
  |
○ |
  |
○ |
このフェスティバルに参加するのに2泊3日だった。この間、仲間と一緒の行動ができとても楽しく、良かったと思う。また、このような催しものがあれば参加したい。会の中でやる気が非常に出た。緊張したが、皆が協力しうまくできたと思う。 |
9 |
竿燈 |
秋田市竿燈会 |
会長堀祐一 |
○ |
  |
○ |
  |
○ |
  |
10 |
東津汲鎌倉踊 |
久瀬村鎌倉踊保存会
|
会長増元鉢巳/久瀬村産業建設課高橋宗徳 |
○ |
  |
  |
  |
  |
岐阜県代表としての出演のため、県としてのPRができた。BS2の放映を見たがもう少し出演の時間がほしかった。各団体共に平均2,3分の放映時間があればもっとPRの効果があったと思う。 |
  |
演目名 |
団体名 |
記入者 |
Q3取材の有無 |
Q4今回の感想 |
1 |
2 |
内容 |
内容 |
あり |
なし |
8 |
葛西囃子 |
葛西囃子保存会 |
副会長佐々木弘政 |
  |
○ |
  |
本当に有難うございました。楽しくまた、緊張し地方の芸能を見せていただきよい思い出になった。静岡という場所も良かったと思う。 |
9 |
竿燈 |
秋田市竿燈会 |
会長堀祐一 |
  |
○ |
  |
私たちの竿燈は古来より、外での行事であり、室内での竿燈演技はどうかと思う。また、出演本数の2本は不足であり、演技時間も満足ではなかった。来年は以上の点にご留意下さい。 |
10 |
東津汲鎌倉踊 |
久瀬村鎌倉踊保存会
|
会長増元鉢巳/久瀬村産業建設課高橋宗徳 |
  |
○ |
  |
出演については舞台構成も良く、大変良かったと思う。「神楽等の時間ばかり長く、ましてロ上などぜんぜんわからないからもっと短縮し、鎌倉踊の勇壮な踊を見たかった」と観客の人からうかがった。またどの保存会においても、出演前にその概要について簡単な説明があれば観る人も共感を覚えたと思う。せっかくのすばらしいイベントなのでBSでなく、NHK放送で放映してほしかった。 |