ご挨拶
日本各地の歴史と風土に育まれた伝統芸能・風俗習慣や年中行事などを、観光および商工業の振興、地域の活性化に活用することにより、地域固有の文化を活かした個性豊かな地域社会の実現及びゆとりのある国民生活の実現を図ることを目的として、平成4年に施行された「地域伝統芸能活用法」の趣旨に沿う全国的な催しとして、「地域伝統芸能全国フェスティバル」を、平成5年度より毎年開催してまいりました。
今年は、第9回を迎え、平成13年10月12日から3日間、静岡県静岡市のグランシップにおいて開催いたしました。折から、地元では「東海道四○○年祭」が開催されており、地域伝統芸能全国フェスティバルもそのテーマを「21世紀の「伝統文化の街道」を創造し未来へ」として、東海道をはじめ全国の街道筋の村や町に伝わる伝統芸能を一堂に集めて披露し、その素晴らしさを多くの人々に楽しんでいただきました。その模様は、地元マスコミでも連日大きく取り上げられたのに続き、後日NHK衛星放送の全国ネットワークでも詳しく紹介される等、広く国民の伝統芸能に対する関心を高めることができたと考えております。
開催期間中、3日間とも、素晴らしい好天に恵まれ、同時開催の地方事業と合わせて約5万8千人の人出でにぎわい、所期の目的を達して大きな成果を納めることが出来たと考えております。
これもひとえに静岡県、静岡市そして地元の皆様の熱心なご協力、更には関係諸機関のご指導、ご尽力のたまものと深く感謝申し上げます。また、出演していただいた皆様はもとより、たくさんの拍手を送ってくださったご来場の皆様に対しましても、改めて厚く御礼申し上げ、ご挨拶といたします。
平成13年11月
第九回地域伝統芸能全国フェスティバル(静岡)
実行委員会 委員長 土橋 正義