日本財団 図書館


2. システムの概要
 本システムは、内湾、運河、港湾等の閉鎖性海域の水質改善を行うために、従来技術の数10〜100倍の処理能力をもち、低コストで、数μmの微細粒子まで除去するシステムである。
 システムを構成する要素は、高速通水性繊維ろ材を充填したカートリッジ方式のろ材ユニットおよびろ材洗浄のためのエアーポンプ、動力ポンプである(図2-1)。海水の移動は、自然エネルギーあるいは動カポンプを利用する。
図2-1 基本システム
 本システムに用いるろ材は、ポリエステル短繊維の成形品で、一つの大きさは直径6mm、長さ6mmである。
 本ろ材の特徴として、通水性が高いため、高速で処理することが可能である、という点が上げられる。ろ過装置としては、既存の砂ろ過装置の10〜100倍の処理速度で処理することができる。
 また、ろ材の比重が小さいという一点が上げられる。そのため、ろ材の入れ替え等のメンテナンスが容易であり、ろ材の洗浄について空気による洗浄が可能となり、洗浄に使用する水の量を削減することができる。
 さらに、原水中に含まれる比較的細かい粒子まで捕捉することができるという点が上げられる。
 本システムの適用方法としては、例えば、図2-2に示すような位置関係で設置して海水を循環して浄化すれば、汚濁した閉鎖性海域を短期間に浄化することができる。
図2-2 システム設置のイメージ








日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION