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2 開催趣旨・要綱
事業名称 第4回「俳句甲子園」 〜正岡子規100年祭記念大会
   
開催日時 平成13年8月17日(金)、18日(土)、19日(日)「ハイクの日」

開催場所 宿泊施設   8月17日(金)
  大街道商店街特設会場   8月18日(土)
  三越アトリウムコート   8月19日(日)
     
  主催 (社)松山青年会議所
  共催 松山市・松山21世紀委員会
  特別協賛 日本財団 助成事業
  後援 愛媛県 愛媛県教育委員会 松山市教育委員会 子規新報 日本伝統俳句協会 現代俳句協会 俳人協会 俳句の缶づめ 松山大学 愛媛大学 松山東雲学園 聖カタリナ学園 四国郵政局 愛媛経済同友会 松山商工会議所 愛媛新聞社 NHK松山放送局 南海放送 テレビ愛媛 あいテレビ 愛媛朝日テレビ FM愛媛 愛媛CATV タウン情報まつやま 松山中央商店街振興組合
  協賛 三越 伊藤園 東京堂出版 伯方の塩  (順不同)
 
事業目的:  全国各地から俳句という文学を介して高校生達が松山に集い、彼らの日本語を操る能力の向上、将来的な日本俳句文学の興隆のみならず、高校生相互の文化的交流、更には大会に関わる異世代との社会的交流を深め、豊かな人間性を育むことを目的とする。
 
参加資格:  日本在住の高校生で当日大会に参加できる方
 
開催規模:  全国各地から1チーム5人編成の全24チームにて行う。
 
参 加 費:   無料
 
審査員長  敬称略・順不同
  中原 道夫  (俳人・「銀化」主宰)
  辻  桃子  (俳人・「童子」主宰)
  坪内 稔典  (俳人・「船団の会」代表)
  坊城 俊樹  (伝統俳句協会事務局長)
  対馬 康子  (俳誌・「天為」編集長)
  夏井 いつき (俳人・「いつき組」組長)
 
開催趣旨
 誰でもふと口ずさむことができ、フランス人に「生きる芸術」と呼ばれた俳句。P.ピカソが「広々とした自由」と呼んだ俳句。現在全国の俳句愛好者は500万人を超え、いまや「俳句の時代」といわれるほど、この小さな詩形は、日本人の日々の暮らしに溶け込んでいます。
 とりわけ愛媛県では、近世から階層を問わずあらゆる分野の人々が俳諧に親しんできました。中世には神仏に捧げる邦楽連歌が多く残されており、明治以降には俳句を近代の詩として再生した正岡子規をはじめ、高浜虚子、河東碧梧桐、中村草田男、石田波郷、芝不器男、宮沢赤黄男など、さまざまな個性に彩られた俳人を輩出した伝統的風土があります。
 俳句は、現代を生きる人々の心を〈五・七・五〉という十七音に凝縮されたわずかな言葉の空間に解き放ち、またひとつの作品が読者との間にさまざまな読み方の回路を開き、いろいろに読むことができるという自在な活力にも満ちています。各地から俳句に親しむ高校生が一同に参集し俳句を楽しみ交流することは、本来「座」に集う人々の共同の文芸であった俳句にふさわしく、そこから生まれる人間的な交流は、高校生にとって国語教育の一環としてのみならず、新鮮で貴重な社会的経験となり、豊かな人間性を育むであろうと考えます。
 また、次代を担う若者たちの新鮮な発想と創造性、しなやかで軽やかな感受性は、この小さな詩の未知の魅力を我々の前に開いてくれることでしょう。
 以上のように〈俳句甲子園〉は俳句を通じ地域間・世代間の交流と若者の文化活動の活性化に必ず寄与するものと考えます。
 
 
歴代優勝・準優勝校(団体の部)
第1回 優勝:愛媛県立東温高等学校 準優勝:愛光高等学佼
第2回 優勝:愛光高等学校 準優勝:松山東高等学校B
第3回 優勝:愛媛県立伯方高等学校 準優勝:愛媛県立東温高等学校
 
歴代最優秀句
第1回 秋立ちて加藤登紀子が愛歌う  松山中央高等学校 白石 ちひろ
第2回 朝顔の種や地下鉄乗り換えぬ  愛光高等学佼 森川 大和
第3回 裁判所金魚一匹しかをらず  愛光高等学校 菅波 祐太
 
問合せ先   社団法人 松山青年会議所事務局
  〒790-0067 愛媛県松山市大手町2丁目5-7 TEL(089)941-0194
  FAX(089)943-0149 jc@netcruise.co.jp  http://netcruise.co.jp/mjc/








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