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神戸光の村授産学園
〒651-1614 兵庫県神戸市北区淡河町木津383 〔平成14年4月1日開所〕
卒業生全員の自活・自立を目ざす光の村の教育
 弱い子という先入観の中で育てた知的障害児は、人間の底力―持久力・集中力―持続力―が弱い。光の村では中・高の6年で「水泳3km・自転車155km・マラソン42.195km」をほとんどの生徒に達成させ、合わせて「くらし・しごと」の全人教育を進めます。
 専攻科へと進むと職業指導(中・軽度)・職能訓練(重度)を展開しますが、就職率は40〜60%です。就職できない者には「授産部」という独自の教育組織を作り、自活への指導を続け、卒業生全員の自活・自立を目ざしてきました。そうして適材適所の仕事場を開いて収益を上げる研究も続けてきました。
神戸光の村授産学園は学校後の学校(授産施設)です
 この施設は、光の村養護学校の授産部が発展的解消、再生したものです。だからここでは光の村の重度の卒業生に、引き続いて職能訓練を行い、合わせて「自立する生活、粘り強く、柔らかく、バネのある体作り」を進め、確実に自活へと導きます。
 なぜ神戸なのかというと、光の村の生徒の50%が京阪神の出身者で、昔から神戸には知的障害者教育と福祉には優れた伝統があります。ここで20世紀の課題解消をする施設作りをと考ました。
 ここには神戸市内の養護学校卒業生も受け入れます。伸び悩みのために就職できなかった者を就職へと進める教育を行って、微小なりとも献上したいと考えています。
適材適所に自活する場を広げる・・・これはひとつの国作りです
 卒業すれば適地に適職を求めて仕事場を作ります。土佐市・小松市・加賀市では実験的から実働へ、東京都でも平成15年には通所授産施設が建設されます。これらと連動する仕事場が神戸市内、京阪神方面でも計画されているので、自活の組織は確実に広がります。これに対応して親の会もPKOを組織して力強く支えます。
 
施設名 知的障害者授産施設〔入所施設〕 神戸光の村授産学園
住所 〒651-1614 兵庫県神戸市北区淡河町木津字平間383
 電話078-950-5101 Fax078-950-5135
運営法人 社会福祉法人 光の村
〒781-1154 高知県土佐市新居2798-6 電話 088-856-1060 FAX O88-856-3667
目的 [1] 光の村養護学校で基礎教育を受けた就職の見込めない卒業生に、総合的な職能訓練(生活指導・体育・技能訓練)を行い、卒業後は適職を求めて分場を開き自活する生活を持つ。
[2] 神戸市内の養護学校卒業生で、伸び悩みのために就職できなかった者を受け入れて就職へと進める。
※いずれも修学期間は4年を原則とする。
定員 入所30名
授産科目 製菓 煎餅の製造・販売
木工 ガーデニング用品、木製生活用品・民芸品・幼児用遊具・家具の製造と販売








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