標識の位置が航路(こうろ)の左側の端であることを示します。標識の左側には岩礁(がんしょう)や浅瀬(あさせ)、沈船(ちんせん)などの障害物(しょうがいぶつ)があるので、船はこの標識より右側を通らなければなりません。この標識の反対側にあか色の右げん標識があります。つまり、この標識があるところでは、船はみどりとあかの標識の中を通らないといけません。
*船が港に入ってくるとき(水源(すいげん))に対して右側を右げん、左側を左げんといいます。
船の科学館前の東京港第1航路では、船の科学館に近いほうにあか色の右げん標識、大井コンテナふ頭側にみどり色の左げん標識があります。
A. それはな、「灯浮標(とうふひょう)」といって船が港や湾(わん)に出入りするときなどに目標にしたり、船の位置をかくにんしたりするための航路標識(こうろひょうしき)の一種(いっしゅ)なんじゃ。このほかにもいくつかの種類の浮標が浮いているから探(さが)してみよう。