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地域文化生活圏構想への展望(村橋・新明)

 

旧市街地の富岡地区、その前面海岸線を埋め立てて生まれた新市街地の並木住宅団地と金沢産業団地は、構造的に分断され、街ごとの人や情報の交流にも影響がみられる。それらの街とウオーターフロント及び新旧市街地の歴史を通しての街の文脈を再発見し、まちとまち、人と人、世代間を繋ぐ方策を探る。

デザインフォーラムに向けて、前述のこれらの特徴を「地域文化生活圏」のモデルスタディ圏域として「歴史と緑」、「川と海」、「生活と産業」といった資源を持つ地域を設定し、これらをフィールドとして地域文化生活圏構想の理論構築を目指して、シンポジウムの主なテーマの論点を提示した。(図-5を参照)

デザインフォーラムで提唱した、「地域文化生活圏」とは、「街のアメニティ資源の価値観の共有と、市民活動によるアメニティ資源の再生・創造により人の繋がりを目指すまちづくり領域」である。

・地域の新たな文脈

・市民参加による文化交流、市民参加のまちづくりとして適正な大きさの領域

『地域文化生活圏;Sphere of community development connected with amenity resources and civic activity』

地域会議・金沢区のシンポジウムの会場で以上の内容が導かれた。

 

(図-2) テーマI 緑と歴史

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