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memento mori 三重 2001

―『死』をみつめ、『今』を生きる―

 

平成13年8月9日(木)

 

司会:大変長らくお待たせいたしました。ただいまより「memento mori 三重 2001―『死』をみつめ、『今』を生きる―」を始めさせていただきます。私は本日の司会進行を務めます日本財団公益・福祉部公益振興課の相沢佳余と申します。不慣れなためお聞き苦しいとは存じますが、精一杯務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

「memento mori」とはラテン語で「死を想え」という意味です。「死を想え」とは、サブタイトルの「『死』をみつめ、『今』を生きる」ということを意味しているようにも考えられます。1999年長崎県、2000年の香川県、静岡県に続き、こちら三重県で開催される「memento mori 三重 2001 ―『死』をみつめ、『今』を生きる―」は、限りある人生を自分らしくよりよく生きるために、皆様と一緒に死をみつめ考えるという主旨のもと、津市をはじめ、三重県モーターボート競走会ほか多数の地元団体のご支援を得まして日本財団が開催いたします。

ご承知のとおり、私ども日本財団は、こちら津競艇場をはじめ全国24カ所で開催されております競艇の売上金の一部を財源としまして、国内の地域の福祉から世界の人々の幸せと平和のお役に立てるべく事業を行っております。このセミナーも参加される方々にとって必ずや有意義なお時間になると確信し、笹川医学医療研究財団、ライフ・プランニング・センターと協力しながら、今後も全国的に展開していきたいと考えております。

本日のプログラムをご案内いたします。まず聖路加国際病院理事長の日野原重明さんと大阪大学大学院人間科学科教授・淀川キリスト教病院名誉ホスピス長の柏木哲夫さんをお迎えして講演をおききいただきます。その後、名古屋フィルハーモニー交響楽団企画の弦楽四重奏をお楽しみいただきます。そしてピースハウスホスピス研究所所長の松島たつ子さんをコーディネーターに各方面の専門家の皆さんをお迎えしてパネルディスカッションをお送りいたします。生と死に向き合うホスピス関係者の話を通じて死への思いを巡らされ、いのちの尊厳や今を生きること、そして人生の有終の美について、ご来場の皆様と考えていくことができれば幸いです。本日は長時間となりますが、最後までおつきあいいただきますようお願い申し上げます。また、ご来場多数につきお座席が限度となり、モニターによる聴講を余儀なくされた方々には、誠に申し訳なく深くおわび申し上げます。

 

 

 

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