ファイヤーデッキ
エンジンのシリンダーヘッドで燃焼火炎の接触するシリンダー上面部を云う
魔法瓶構造
遮熱エンジンの燃焼室の背面に空気層を設け、熱流を減衰させた構造で、恰も魔法瓶と同じ構造として名付けた
FEM
Finite Element Methodの略で有限要素法と呼ばれ、機械応力、熱応力をコンピューターで計算する方法
鋳包み
金属を鋳造する時、その金属内にその金属以外の物質を同時に鋳込むこと
火炎伝播
燃焼室内で燃料が濃密に分散しているとき、着火した火種が隣の燃料分子に伝播し、次々と拡大してゆく様を云う
ぺネトレーション
燃料、火炎などが噴出するとき、どこまで到達するかを示すその貫徹力の事を云う
スキッシ
ピストンが上死点側に移動し、シリンダーヘッドとの隙間が狭まったとき、最も隙間の小さい部分のガスが圧縮され、隙間の大きい部分に流れ込む現象を云う
希薄混合気
燃料は空気中に含まれる酸素と反応して燃焼するがその全ての酸素が理想的に消費されて燃焼する時、その量を理論混合比と云い、その量を1とし、空気が多量に存在し、理論混合比に対し、1.5以上のときを希薄混合気と称す
気筒制御
一時期、燃費の改良のため、多気筒シリンダーを持つエンジンの1部のシリンダーのみを運転状態にし、他を休止させる方法が用いられた。この方法はエンジンでは負荷の大きいほうが熱効率が良いので全ての気筒が部分負荷で運転されるより、1部の気筒で負荷の大きいほうが低燃費であることによりこの方式が流行した
複合熱回収タービン
通常、排気系に接続し、排気ガスのエネルギーをタービン等を用いて動力に回収する装置が熱回収装置といわれているがこの装置に排気ガスの熱によって作られた蒸気を加えることにより、より大きな動力を取り出そうとする装置
タービン動翼
高温高圧の気ガスのエネルギーを機械エネルギーとして取り出すための回転翼。自動車用などの小型タービンでは排気ガスが動翼の外周部から流入しタービン軸に平行な流れとして流出するラジアルタービンが最も一般的である。
タービンスクロール
排気ガスを動翼に高速で均一に流入させるための蝸牛状のガスの通路のことである。