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図33 副室弁の温度分布(バルブガイド突き出し無し)

 

副室弁は極めて高い温度に加熱されることが分かった。遮熱のためには望ましいが副室弁の折損の恐れが生じる。

対策として冷却油付きのバルブガイドを設け表9のようにバルブガイドに螺旋状の流路を形成して弁軸の中央まで冷却した場合の温度分布を計算した。ガイドを設けた場合の副室受熱面と放熱面を図34と図35に示す。

結果は図36のようになり、最高温度は1140℃に押さえられた。弁軸上部を冷却する潤滑油の油量、熱伝達係数、伝熱面積及び圧力損失を計算した。このときの計算結果を図9に示す。このような螺旋状の流路による対策によって十分な冷却が可能である。

 

表9 冷却油流路付きバルブガイドによる副室弁の冷却

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