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表6 セラミック部材の熱流束

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セラミック部材の温度分布はそれぞれの部材と金属部品の間に置く積層板の枚数を調整して平均壁温及び熱流束がサイクル計算とほぼ一致する仕様を選定することにより放熱量を抑制して目標遮熱度を達成できる構造を決定する。積層板の熱伝導率は第1期の報告の通り次式で計算できるものと仮定した。

λ0=λ・0.8n

ここで λ0:等価熱伝導率、λ:積層板単体の熱伝導率、n:積層板の枚数

 

1]副燃焼室

 計算モデルの形状を図17に示す。白い部分が積層板である。内部圧力及び燃焼ガスからの熱流を受ける部分を図18に、X方向、Y方向、Z方向の拘束面をそれぞれ図19、図20及び図21に、ヘッドライナ勘合部温度を図22に示した。副燃焼室外周下部のヘッドライナーへの陥入部ではシールリングを介して熱がヘッドライナーへ流出する。この部分の温度を900℃と設定した。

 

 

 

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