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表2 計算出力(多気筒換算ベース)

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A.2 最適システムの検討

(1) 基本エンジン性能

従来開発を行ってきたコージェネレーション用のセラミックス天然ガスエンジンの熱発生率を副室弁付きガスエンジンモデルに入力してベースエンジンの性能を計算した。筒内圧力線図の計算結果の一例を図2に示す。吸気圧力と排気圧力がほぼ同一レベルの通常のターボ過給エンジンとして着火時期を変え、遮熱有無でのエンジン性能を計算した。計算結果を表3及び図3に示す。実機試験結果に近い着火時期10°ATDCにおいて熱効率は遮熱無しで40%、60%遮熱で42%の熱効率となった。遮熱により水冷ディーゼルエンジン並の熱効率が実現できる見通しが得られた。このエンジン単体性能をベースにしてシステム検討を行い燃料改質システム、排気エネルギー回収システム及び蒸気タービンシステムからなる全体システムの最適化を目指して以下のシミュレーション計算を実施した。

 

 

 

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