東京財団 研究事業部
はじめに
[第1章] 朝鮮半島情勢の新展開
1. アサンプションの変化
2. 南北首脳会談の開催
3. 日朝交渉の再開
4. 北朝鮮の積極外交
5. 対日政策変更の主要因
[第2章] 米ロ中三国の朝鮮半島政策
1. アメリカの朝鮮半島政策
(1) 北朝鮮に対する「包括的アプローチ」
(2) 米国の政策の限界
2. ロシアの朝鮮半島政策
(1) グローバル・パワーとしてのロシア
(2) ロ朝新条約の意味
(3) 経済関係の意味
3. 中国の朝鮮半島政策
(1) 対北朝鮮政策の変更
(2) 「北朝鮮に対する影響力」から「朝鮮半島に対する影響力」へ
(3) ロ朝関係進展への評価と多国間協議「4者会談+α」構想
4. 日本にとっての含意
[第3章] 政策提書―日本にとっての望ましい対応
1. 南北首脳会談後のアサンプションの変化
2. 当面の対応策
(1) 静観を保ちつつ新たな状況への検討の開始
(2) 朝鮮半島の和解と統一に対する「日本の基本的立場の明確化」
(3) 日米韓三国の「役割分担」の明確化
(4) 日韓安全保障協力の強化
(5) 北朝鮮に対する当面の対応
3. 日本にとっての「ボトムライン」
4. 北朝鮮の「核ミサイル保有」阻止のための手段
5. 対北朝鮮「インセンティブ」の検討
6. 対北朝鮮食糧支援の条件と形態
7. 「朝鮮半島非核化共同宣言」の完全履行
8. 北東アジア核拡散防止地帯の設立
9. 「取引」に失敗した際の対応策
[提言篇] ―南北首脳会談開催後の対朝鮮半島政策― 北東アジアの平和と安定のための5つの提言
[提言1] 朝解半島の和解と統一に対する「日本の基本的立場」を明確にせよ
[提言2] 日米韓の「役割分担」を明確にせよ
[提言3] 日本にとってのボトムラインを明確にせよ
[提言4] 北朝鮮の「核ミサイル保有」阻止と大規模経済支援の「取引」を考慮せよ
[提言5] 「朝鮮半島の非核化共同宣言」の完全履行と国際化をはかれ