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・アジアの旅行客も期待できるが、運賃に敏感に反応するだろう。

・となれば、船のコンセプトをUSJに併せ、船の利用を目的的にするしかない。(船に乗った時点で、USJに着いたと思ってもらえる様にする)

 

(2) 旅行代理店

 

【神戸港を中心とした観光需要と観光魅力向上策について】

・神戸には、以前は風見鶏の館があったが、今は観光魅力がない。今は、イベントでも無いとツアーを組めない。

・団体利用の場合、神戸には駐車場が少ないので困る。

・南京町には団体で食事できる場所がない。

・その中でも、レストラン船は魅力がある。

・今後、職場旅行は減る。逆にコンベンションが増える。

 

【クルーズ観光等観光航路への集客方策について】

・どの船も食後にくつろげる場所がない。

・船によっては、料理の品揃えが少ない。

・客層によるが、お笑いタレントや生バンドを呼んで、イベントを組むことはある。

・シドニーの観光船は、シドニー観光では欠かせない。実際に多くの観光客が利用しているのではないか。団体旅行では必ず組み込んでいる。

・シドニーではターミナルに船が集約され、どの時間帯に行ってもそこから利用できる。シドニーは港が美しいこと、ショーボート等を気軽に利用できる魅力がある。

・神戸港のレストラン船は2次会等、遅い時間帯に使えないか。(ミッドナイトクルーズ)朝の利用はニーズが無いだろう。

・レストラン船は、高級志向あるいはカジュアルなものへと、もう少しサービス内容を突き詰めていく余地があろう。今は、どれもほぼ同じ。

・港めぐりは校外学習に使えないか。

 

【既存観光航路等の活性化方策について】

・南港でフェリーの空き時間に、船を貸切り、船内でイベント(商品会、展示会、政治団体等の会合)を行うことがある。行き先は明石海峡大橋、関西国際空港の観賞。

・この場合、フェリーのエンドポートでないと難しい。

・団体旅行を対象にしたフェリー利用の売り込みは既に実施している。

 

【陸上観光施設等との連携方策のあり方について】

・アフターコンベンションは取り込める。

・今は、臨海部に観光施設がない。これを作る必要があろう。

・実際に神戸のスタンダードなコースを例に挙げると、灘の酒→ハーブ園→異人館→モザイク→観光船となり、臨海部で利用する観光施設はモザイクと観光船のみ。

・船会社にはこちらの要望をもう少し柔軟に受け入れて欲しい。(価格交渉、キャンセル等)

 

【モデル航路開設に向けた環境整備等のあり方について】

・海上輸送を使ってのUSJ-神戸のパック旅行は十分に組めると考えているが、海上運賃が2000円/人では厳しいだろう。貸切バスの方が運賃面では安い。

 

 

 

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