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○調査ポイント(地点)により利用したい観光船の種類が異なる

・調査ポイント別に利用したい観光船をみると、傾向に差がある。下表が各観光船を利用したい比率が相対的に高いポイントをまとめたものである。これらは、各観光地に訪れる観光客の嗜好により、利用したい観光船の種類が異なることを示唆しているものと考えられ、観光船と内陸観光拠点との連携を具体的に検討する際に参考にできるものと考えられる。

・「レストラン船」の比率が高いのは、南京町広場、モザイク前などの港近くの市街地観光群である。

・「港めぐり」の比率が高いのは、水族園、博物館などのいわゆる観光施設であり、港めぐりとは、「昔ながらの観光資源をみる」という共通点がある。

・北野町広場で「景観鑑賞船」が半数を超えているのが注目される。なお、JR舞子駅南側広場、マリンピア神戸については、明石海峡大橋の近くであるため、「明石海峡大橋、夜景など海からの景観鑑賞(現在運航中)」に対する回答が多くなったものと考えられる。

・「USJ連絡船」の比率が高いポイントに南京町広場があり、USJ観光と南京町訪問との連携に可能性があることが示唆されている。

・ポートピアランド入口付近では「利用したいものはない」が半数を超えているほか、モザイク前でも約4割が「利用したいものはない」としている。

 

図表V.-12. 利用したい観光船(調査ポイント別)

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