わが国の港湾情報システムについては、以下のような問題点が指摘されている。
―各々のネットワークが連結されていない
―Sea−NACCSを除き、データフォーマットが国際標準でない
―代金決済が含まれていないなど、必要項目が不十分
―航空(AIR)と連動していない
―物流事業者をはじめとして未接続が多い、等
大阪港の港湾運送事業者においては、港湾情報化の動向を注意深く見守るとともに、シンガポール等の港湾で導入されているコンテナターミナルのオペレーション(ゲートにおけるコンテナ番号認識システムなど)における情報管理システム等の導入を検討する必要があろう。
大阪港における港湾荷役情報化の位置づけは図5-5.のとおりである。