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1. シンポジウム主旨

微生物ゲノムの解析は、現在世界中で約32種類が完了し報告されており、また、200種類近い微生物のゲノム解析が現在進行中です。これまでの研究では、塩基配列の決定が研究の大部分を占めていましたが、これと並行して、得られた塩基配列の情報をどう利用するのかの研究が世界各国でしのぎをけずって進められています。本シンポジウムでは、世界中の微生物ゲノム研究が、遺伝子利用の段階に入ろうとしているこの時期に、世界の関係者が集まり情報と意見を交換し、広く一般に普及し、また今後の研究協力の可能性を議論し、次ぎなる戦略につき討議してゆきます。

 

2. シンポジウムの概要

平成13年23、24日に品川コクヨホールにて極限環境微生物ゲノム国際シンポジウムが開催された。2日間の延べ参加者数は412名であった。

シンポジウムは海洋科学技術センター平野理事長の開会挨拶に始まり2日間にわたって16件の講演発表があった。また質疑応答も活発に行われた。

シンポジウムヘの海外招待講演者は、米国、英国、オランダ、フランス各国より5名でありシンポジウムでの使用言語は英語で行われたが日本語の同時通訳により一般参加者にも発表内容が理解されていた。

 

1月24日シンポジウム終了後内外招待講演者を海洋科学技術センターに招聘し、しんかい6500、センター紹介ビデオ、深海総合研究棟等を見学し、日本における海洋研究の紹介と研究者との交流を図った。

 

3. 開催場所・日時等

(1) 極限環境微生物ゲノム国際シンポジウム

日時:平成13年1月23日(火) 9:45〜17:55

24日(水) 9:30〜12:30

場所:品川コクヨホール(港区港南)

主催:海洋科学技術センター

後援:文部科学省、日本財団

言語:英語(同時通訳あり)

参加費:無料

 

(2) 海洋科学技術センター訪問

日時:平成13年1月24日(水) 14:30〜17:00

場所:海洋科学技術センター(神奈川県横須賀市夏島町2-15)

内容:国内外招待講演者12名を海洋科学技術センターに招聘し、しんかい6500センター紹介ビデオ、深海総合研究棟を見学した。

 

 

 

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