謝辞
昨年度の報告書におけるこの項で調査研究の結果に対して、私は“方法論の確立”というには道半ばである、との感想を述べました。そして本年度、昨年一応の成果を挙げることができたと思われた方法も、実際現場から採取した海水に適用しようとすると、まだ多くの問題点を含むことが明らかとなりました。はからずも、上の感想が当たってしまった形です。しかし、問題点を見い出すことができたのは1つの前進であると考えて、所員一同、さらに一層の努力を行う所存です。本研究所への変わらぬ御支援、御鞭撻をこの場を借りてお願い申し上げます。
日本財団の研究補助をいただくようになって、本年度で4年目となりました。関係各位から本研究所に寄せられる大きな期待に応えるところまで、現在は至っておりませんが、小さな歩でも歩み続けることが大切であると考え、今後も精進を続けたいと存じます。是非ともよろしくお願い致します。
2001年3月
財団法人 かき研究所
理事長 早川二郎