日本財団 図書館


伊平屋(いへや)列島

(海図226、229、水路参考図H-201)

 

沖縄群島最北端の列島で、与論島の西方約40kmにあり、南方の沖縄島との間に最狭幅約20kmの水道がある。伊平屋島には、ハブが生息している。

 

障害物

各島沿岸の至る所に養殖施設がある。

避険線

暗礁を避けるには、北方から接近する場合は、沖縄島中部の恩納岳を同島中部北西端の備瀬埼(灯台がある)の右方に見通すか又は伊江島の城山を192°に見る線から東方へ寄らないようにし、南西方から接近する場合は、伊平屋島の北部西岸にある弥兵衛岩を045°に見る線から東方へ寄らないようにする。なお、南方からは避険線に使える顕著な物標がないので近寄らないほうがよい。

アクセス

伊平屋島・伊是名島の各島から沖縄本島に至る定期旅客船便がある。

具志川北路(ぐしちゃほくろ)は両側からさんご礁が張り出しており、潮流が非常に強く、流速は時として2.5〜3knに達して激潮が起こり、冬季には、しばしば小型船が航行不能になるという。上げ潮流は西方へ、下げ潮流は東方へ流れ、ほぼ高・低潮時に転流するのを測定した。

具志川南路(ぐしちゃなんろ)両側のさんご礁の上は常に白波が立っており、具志川北路と同様で、潮流が非常に強い。

 

022-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION