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第3章 まとめ及び今後の課題

 

3.1 まとめ

 

本研究では、現時点での最新のデータを基に北西太平洋における海底地形を求めることを最終目的に、衛星アルチメトリを用いた海底地形推算手法についての研究を行った。全3ヶ年計画のうち今年度は2年目であり、昨年度の実績を踏まえて手法に改良を加えた。

結果、モデル海域における補正済み予測水深で観測水深との誤差の標準偏差を1メートル程度にまで小さくすることに成功した。

 

3.2 今後の課題

 

今年度の研究によって、海底地形推算の基本的なプログラムが整備された。来年度の課題としては下記の項目が考えられる。

 

・来年度は、昨年度及び今年度の成果を適用し、北西太平洋全域の水深データを効率良く整備していく手順を検討する必要がある。

・陸域を含む場合についてはGTOP030による補間等を検討する必要がある。

・水深予測結果のデータベース定義について検討する必要がある。

 

 

 

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