e. 予測水深データの補正(残差埋め戻し)(図2-11参照)
「2.3.1.3補正値等の算出方法の検討」の項にある通り、本研究では今年度新しく残差埋め戻しによる予測水深の補正を行った。処理は主にC言語プログラムにより行った。
1) 観測水深値が存在する各点について予測水深と観測水深の残差rを計算する。
[残差r]=[予測水深Bp]-[観測水深Bo]
2) 残差rを対象海域全体に面的にスプライン補間する。
R:残差rのスプライン補間
3) 補間した残差Rを予測水深に埋め戻し補正予測水深Brとする。
[補正予測水深Br]=[予測水深Bp]-[残差スプライン補間R]
モデル海域(G1806)での結果を図2-40〜42に示す。また、参考までにSmith & Sandwellの研究グループによる2分メッシュ海底地形を図2-43に示す。