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D) 基本水準面の算出

基本水準面は、播磨灘においては兵庫県県土整備部土木局所管の飾磨験潮所、周防灘においては第四港湾建設局所管の宇部験潮所を基準験潮所とし、これらのデータとの比較により決定した。

 

表21. 基準験潮所の最近5カ年の平均水面

058-1.gif

※は欠測を含む

 

表22. 各基準験潮所を基準とした短期平均水面(単位:m)

058-2.gif

 

a) 播磨灘における基本水準面の算出

A'0=A'1+(A0-A1)

=1.301+(1.054-1.179)=1.176m

DL=A'0-Z0

=1.18-0.90=0.28m (Z0:書誌第741号による)

従って、播磨灘験潮器設置位置の基本水準面は DL=0.28m となった。

なお精密Z0の値は表19より87.9cmである。これによるDLは

DL=1.176-0.879=0.279m である。

 

b) 周防灘における基本水準面の算出

A'0=A1+(A0-A1)

=2.964+(2.122-2.091)=2.995m

DL=A'0-Z0

=3.00-1.90=1.10m (Z0:書誌第741号による)

従って、周防灘験潮器設置位置の基本水準面は DL=1.10m となった。

なお精密Z0の値は表20より184.3cmである。これによるDLは

DL=2.995-1.843=1.152m である。

 

 

 

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