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3.4 PSC部会

 

(1) 昨年度作成したCD-ROM試作品に関するアンケート調査において、「収録すれば役に立つ情報」の設問に対する回答の第1位が「国際条約」、第3位が「海運関係法規」であった。この中の具体的な意見として「IMO等の最新情報」と「PSC関係の情報」に関する要望が数多く寄せられており、また、経済的、効率的な運航に役立つ参考資料の収録も求められていた。更に、試作品に収録した海技情報のなかにはPSC関連のものがほとんど含まれていなかった。これらのことを踏まえて、今回の作品に収録する情報には重点的に「PSC関連の情報」及び「IMOを中心とする海技問題の国際的な動向」の資料を加えることとなった。

この基本方針を受けて、部会としては、主としてPSC(Port State Control)を受ける側の本船乗組員の視点から、重要と思われる資料及び情報を取りまとめて集録することとなり、これらの選定及び編集作業を行なうことにした。また、国際的な船員の訓練、資格証明等の統一規準を規定した「STCW条約」の改訂に係わる情報についても取りまとめることとした。

 

(2) 平成12年5月19日に開催された第1回PSC部会においては、どのような情報・資料を収録すべきか検討が行なわれたが、(財)日本海技協会は「PSC調査検討委員会」を設けて平成9年度から継続してアンケート方式による「PSCを受ける側からの実態調査」を実施しており、この結果に関する国際条約の改正や各国/各地域におけるPSC検査体制の動向等の情報を加えて、乗組員の参考資料「PSCの実態について」を作成しているので、この資料を中心に取りまとめてはどうかとの提案があり、了承された。

また、最新の「IMO News」に、IMOにおけるPSC関連作業の最新情報に関する記事が掲載されているので、これも紹介することになり早速翻訳作業に入った。

 

(3) 5月30日の第2回部会においては、事務局が取りまとめた収録予定情報・資料が提出され、その内容、構成等について検討が行なわれた。この結果、各資料をばらばらに収録するよりは、3年分の「PSCの実態について」を中心に、一つのPSC対応資料という形で取りまとめるべきだとの意見が大勢を占め、下記の情報・資料について事務局がまとめることになった。また、この中のIMO総会決議A.787/882「PSCの手順」については、量的にかなり膨大なものになるが、仮訳の作業を急ぎ原文/和訳文共に収録することになった。

・PSCの概要

・PSCを巡る新しい世界の動き

・IMOにおけるPSC関連作業の最新情報

・PSCの実態に関するアンケート調査

・抑留船舶の実態調査

 

(4) 6月30日に開催された第3回部会では、事務局にて作成したPSCに関する参考資料「Port State Controlの実態について」(案)が提出され、検討の結果一部手直しの上了承された。

 

 

 

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