4. 観光
I. 運用指標(Operation Indicator)
旧OECFにおいては、「観光セクター」の定義に明確なものはなかった。ただし、観光客の誘致、あるいは観光/社会/自然の資源保護に資することを目的として、サブ・セクター(時として複数に亘る)の開発を行い、もって観光基盤を整備する事業を狭義の「観光セクター」と呼ぶとすれば、その運用状況の把握はつまり各サブ・セクターの運用指標を用いることで可能である。(→各セクターの指標を参照されたい。)
【想定されるサブ・セクターの例】
観光用道路、空港、港湾、上下水道(ホテル供給用)、多目的ダム、植林(環境保護)等
ただし「遺跡保護/観光公園整備」のごとき事業においては適切な運用指標を得ることは困難な場合が多く、下記の「効果指標」と併せて捉えることが必要である。
II. 効果指標(Effect Indicator)
運用指標と同様に、各サブ・セクターの指標を見ることによって一次的な効果を量る。
その上で以下の指標による二次的な効果(上位目標の達成度)把握を行う。