7. 結言 SOLASII-1章第8規則で定められる旅客船に対する損傷時復原性規則を国内規則に取り入れるにあたっては、第8-3規則の2区画可浸要件を除いて適用すれば、単胴、双胴型客船ともに大きな問題は生じないことが確認できた。ただし、半没水型双胴船では、最終平衡状態での横傾斜角の要件を満足しないが、十分な残存復原性があることから、ある程度同要件を緩和することには問題がないと考えられる。
7. 結言
SOLASII-1章第8規則で定められる旅客船に対する損傷時復原性規則を国内規則に取り入れるにあたっては、第8-3規則の2区画可浸要件を除いて適用すれば、単胴、双胴型客船ともに大きな問題は生じないことが確認できた。ただし、半没水型双胴船では、最終平衡状態での横傾斜角の要件を満足しないが、十分な残存復原性があることから、ある程度同要件を緩和することには問題がないと考えられる。
図1 大型半没水型双胴船と通常型双胴船の復原力特性の違い
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