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コンテナの積み下ろし位置も自動的にドライバーに通知される。1日に約8,000台、ピーク時には1時間に約700台を取り扱うことができる。

2] CIMOS (Computer Integrated Marine Operations System)

パイロット、タグ、ランチクルーに港内の船舶通航情報、パイロット・タグスケジュール等をリアルタイムで提供するシステム。

3] BOXNET

コンテナ・ターミナルと運送事業者の間の調整を行うEDIシステム。このシステムを通じ、船舶の荷役スケジュールや貨物の搬出スケジュールなどの情報が運送事業者に提供され、ターミナルに出入りする車両とコンテナ・ターミナルのスケジュールが調整され、配車の無駄が解消される。

4] CITES (Computerized Information Telephone Enquiry Service)

港湾利用者の便のため、電話を通じたパース情報、コンテナ情報、貨物情報等の提供、輸出承認番号の更新、紹介等のサービスを可能とするシステム。

5] CICOS (Computer Integrated Convention Operations System)

非コンテナ・ターミナルでの貨物の積み下ろし作業等の計画を作成するシステム。

 

【4】 海外におけるターミナル共同開発プロジェクト

PSAコーポレーションは、世界のハブ港を目指し、顧客の二ーズに応えるべくサービス網を拡大するため、シンガポール港の運営等で培ってきた経験とノウハウを世界の港湾の開発・管理・運営に活用することにも力を入れており、1996年に中国・大連港のコンテナ・ターミナルの開発プロジェクトに参画したのを皮切りに、既に世界の10の港でターミナルの共同開発プロジェクトを展開している。1999年には新たにブルネイ、ポルトガル、韓国の3つの港でプロジェクトが開始された。これらのターミナルで1999年は、172万TEUのコンテナを取り扱った。

 

<PSAコーポレーションの海外展開プロジェクト>

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