注1) 1970年及び1980年の数値は、それぞれ70年代、80年代の平均成長率
(2) 産業部門別GDP成長率
製造業が前年比13.3%増と成長の原動力となった。世界的な需要拡大のあった電子製品・部品部門、工場の新増設が続いた化学品部門が高い伸びを達成した。非製造業では運輸通信業が好調であったほか、卸・小売業やホテル・レストラン業が98年のマイナス成長から大幅に回復した。アジア経済の回復基調が強まり、域内における運輸(海上・航空輸送)、観光、貿易、商業等が大幅に増加した。他方、金融・サービス業や建設業はいまだ本格的な回復基調に至っていない。建設業は、公共投資支出の抑制や、民間部門を中心とする設備投資の低迷により前年比11.8%のマイナス(四半期べースでは98年第3四半期より6期連続のマイナス)となった。