注1) 93年以降の指数の算定に使用されているウェイトは、1992/3年の消費パターンに基づき設定されている。
【4】貿易・国際収支
98年の貿易の特徴としては、1]対アジア貿易の大幅な縮小、2]輸入の急減、3]貿易黒字の大幅拡大の3点が挙げられる。
輸出は、前年比1.1%減となった。減少要因としては、アジア向け輸出(総輸出の55%を占める)の急減、欧米向輸出の伸び悩みが挙げられる。
輸入については、景気後退に伴う国内及び域内需要の急減のため、対前年比13.6%と大幅に減少した。
この結果、98年の貿易収支は、245億6,500万シンガポールドルの黒字と、97年の16億6,000万シンガポールドルから黒字幅が大幅に拡大した。
貿易外収支は、旅行需要の減退、金融や医療サービスに対する需要減等から黒字幅が大きく縮小した。