表2.Fには、各船種ごとの現存船腹に対する手持ち工事の割合も示されている。資本評価額ベースで見ると、現存船腹に対する手持ち工事の比率は、ウェットバルクで31%、ドライバルクで9%となっている。
1997年にTheisen Securities Limitedが行った調査では、1999〜2001年の間の所要新造船建造投資額は、年270億ドルと予測されている。1999年〜2001年引き渡しの手持ち工事量(1999年初時点)での資本評価額は、年平均253億ドルであるが、1999年に、さらに追加発注がなされることとなるため、2001年引き渡しの船舶の資本評価総額は増加し、本平均値も若干増加することとなる。こうしたことから、今後の年平均新造船所要投資額を270億ドルとおいた。この内訳を表2.Gに示す。