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3. あとがき

 

本年度の研究により、効率の良い電磁化水の発生方法に対する基本的な考え方や設計の仕方が充分とは言えないが分ってきた。しかし、配管内に生じるスケールは色々で、今回の実験のように単純な組合せと言う訳には行かないだろう。もう一つや、二つ、関連のある項目を探す必要があると思っている。イオン化エネルギー(電圧)の使い方に対する研究も、さらに細かく各スケールを構成する原子、分子と電磁波との関わりをしらべたいと思っている。有効に使用するためには、まだまだ大きなイオン化エネルギーをもつスケールを短時間で除去する方法を考慮する必要を痛感している。

この研究は直接船舶に関係するものではないが、船舶を構成する一つの部品で有るインタクーラがより有効に使用でき、少しでも省エネルギーでの運航に貢献出来ることを期待している。

最後に、新電磁化水発生装置とその室内実験装置を図10に示します。

 

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図10 新電磁化水発生装置とその室内実験装置

 

 

 

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