(2) 吸着剤担持方法
ハニカム触媒の成型方法の特許事例をもとに以下の手順にて試作調製を行った。
ここで使用したハニカム担体は、耐熱性と強度に優れるため、試作に際して取り扱いが容易であることから、神鋼アクテック製の目開き22.7mmのコージェライトハニカムを使用した。また、バインダーとしてはスノーテックスN(日産化学製コロイダルシリカ:固形分20.3%)を用いた。
触媒ハニカムの作製方法に関する特許事例では触媒:バインダー:水=20〜70:70〜20:10〜30程度の事例が多い。そこで吸着剤とバインダーおよび水の混合比は種々の特許事例(例えば、特開平10-128118「窒素酸化物除去触媒およびその製造方法」日野自動車工業(株))等の配分比率を参考にして今回は、吸着剤:バインダー:水=5:5:1(重量比)にて行った。調製工程を以下の図5.2-4および図5.2-5に示した。