第23回京都会員講習会について
(財)全日本剣道道場連盟
会長 松永光
京都の新緑が目にしみる五月、全剣連主催の京都大会を機に本講習会を毎年開催する事は大変意義ある事と思います。
昭和三十八年以来会員総会、相互錬成会及び懇親会と続けてきましたこの会が、18回からは諸般の事情で講習会のみとして行うことになりました。毎回多くの先生方を講師として迎え、参加者も年々増加し益々盛会になり誠に喜ばしい事であります。
この会において道場主の皆様が道場運営、少年指導等につき講師と共に意見を交換し、又、お互い剣を交え親睦を深めることは、少年剣道の発展におおいに寄与するものと思います。
道場連盟の発展並びに少年剣道の普及は、まさに各道場主のお力によるものと思います。昨今の青少年問題等、剣道を通じての青少年教育は益々重要視されておりますものの、少年剣道の人口の減少が極めて深刻な現況となっております。
本日の講習会での意見交換や諸問題は、積極的に連盟としても検討努力していく所存ですので、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせ戴ければ幸いであります。
