注1:競争力は価格競争力と品質を始めとする非価格競争力により構成されている。競争力の総合的評価には貿易統計の活用が最も一般的であり、その数値はインタビュー調査と概ね一致している。
注2:荷役機械、ポンプはAとBの中間、その他係船・荷役機械、その他の部品・付属品はBとCの中間に位置する。大型エンジンは両国間に貿易実績はないものの、コスト分析からCに位置付けられると考えられる。(但し、VLCC・大型コンテナ船用エンジンの場合であり、それ以外のエンジンの日韓コスト格差は縮小する。)
このうち、艤装品については、特に、塗料、舷窓・扉、その他の艤装品(大型の船尾骨材等)において日本の競争力は韓国に比べて劣位となっている。逆に、艤装品の中でも、救命機器、公害防止機器(油水分離機等)、計器類は日本の競争力が韓国を大幅に上回っていると評価できる。