資料:現代重工業ホームページ
(3) 三星重工業
2] 三星重工業の経営ビジョン
三星重工業は、2000年3月に中長期計画「ニューミレミアム・ビジョン」を発表した。ビジョンの骨子は、環境、サービスといった新分野に総額3,000億ウォンを投資し、新たな事業の柱を育成することにある。特に、デジタル技術と製造技術の接点に事業機会を見出すとしている。例えば、三星重工業では、2000年3月に既に、船舶運航無人化のための船舶統合航海システム、インターネットを活用した住宅の遠隔管理システムを発表している。
このなかで造船・海洋分野の売上高構成比は、2000年(予定)の58%から2005年には40%に減少する予定である。しかしながら、造船分野では引き続き、コンテナ船、さらには客船事業に注力しつつ、5年間で事業規模を1.8倍に拡張することを狙っている。