図：売上高成長率の推移

　

4]　安全性

総資本回転率は、いずれの企業とも高い水準にあるが、現代重工業、三星重工業が相対的に低くなっているのに対し、その他の3社は、2年間を超える高い水準で推移している。全体的に投下資本効率が低い中で、特に、その他の3社は将来の成長を見越して大胆な投資を行ってきた結果と言え、それだけ、リスクが高まったと見ることができる。

　

図：総資本回転期間の推移

注：総資本回転期間=総資本/(売上高/365)

　

流動比率は、一般に100%以上が好ましいとされるが、主要5社のうち、継続して100%を超えているのは大宇重工業、韓進重工業のみであり、全般に短期的な支払能力に劣っている。特に、三湖重工業は短期的な債務支払能力が著しく劣っており、その結果、経営破綻につながった。

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