7 まとめ
平成8年度から当会が実施している舶用工業の高度情報化事業の一現として、情報サービス・ステーションの拡充を今年度も実施した。
近年、情報化のスピードはますます加速する傾向にあり、各企業を越え業界全体で情報化に取り組み、情報の共有・コスト削減等さまざまなビジネスモデルが確立されている。なかでも、ポータルサイトはさまざまな情報を提供しておりインターネットには欠かせない存在になっている。
本事業「情報サービス・ステーション」は舶用工業界のポータルサイトを目指している。そのために、舶用工業関連企業の紹介、関連団体からの情報提供、統計資料等各種資料の提供、会員企業間の情報交換の場の提供を行っており、今年度は海外に向けて会員企業のPRを当会ホームページを通じて行った。
情報サービス・ステーションでは、従来より舶用工業のPR、関連企業のPRを広く行ってきたが、今後はポータルサイトとして一方通行の情報提供ではなく、双方向の情報交換ができるサイトとして、ユーザーが必要な情報を必要なときに得られる場所としてコンテンツの充実ならびに必要な機能の充実を図り、拡充していく必要がある。
今後は、ユーザーヘの情報発信を積極的に行うべく、業界情報の提供を行っていく予定である。業界情報の提供方法としては、業界ニュースを毎日メールマガジンとして会員企業に発信する予定である。これにより、業界に関わる多くの人に情報をリアルタイムに提供できると認識している。また、業界での人材、技術・設備の共有を目的とし、情報サービス・ステーション内で人材・技術・設備の保有情報を提供し、ハブ的な役割を目指していきたい。