日本財団 図書館


情報コンテンツの選択にあたっては、実験参加者間の調整により、以下方針に沿った準備を行うことになった。

 

・一般に情報コンテンツは毎日見るものではなく、何からのイベントの際にアクセスするものであるため、サービス実験においても特定の業務場面(局面)を仮定すベきである。本実験においては、業務および情報コンテンツの重要性から、障害発生(トラブルシューティング)時に有効と思われるコンテンツを選択する。

・上記における“特定の業務場面”は過去の事例から選択する。

・情報コンテンツには、サービス実験の参加者が今までの業務や別プロジェクト等で作成したものを、可能な限り利用するものとする。

・同種の情報コンテンツについて、参加者間で、内容項目、フォーマット、ファイル形式を統一するのが望ましいが、本実験では実験準備負荷を考慮して行わない。

・実験参加者における既存の情報コンテンツが紙媒体のみの場合は、スキャナで電子化を行った後にPDF化し、あるいは紙の基となる電子ファイルがある場合はそれに対してPDF化を行う。

・情報コンテンツの言語については、今回の実験の範疇では、それにアクセスするのが各船社・船舶管理会社のSIに限定されるために日本語を採用する。

(但し、サービスの実運用時には、外航船社を対象とする情報コンテンツに対して本船乗組員(外国船員)からのアクセスも想定されるため、日本語に加えて英語コンテンツが必須との指摘が出されている。)

・すベての情報コンテンツは、実験の組合せによる対象船舶、対象機器に限定して用意し、実験期間中はWGOメンバ全員のアクセスも可とする。

 

上記の方針に基づき、船社・船舶管理会社および舶用メーカ間で調整された事項を以下に示す。

1] 実験の組合せ毎の業務場面 :図3-2および表3-2参照

2] 実験対象のコンテンツの選択(案) :表3-3および表3-4参照

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION