(7) 船齢10〜19年
図2.7-27に船齢10〜19年の船舶の航行隻数密度分布を示す。
船舶の航行が集中しているメッシュ当たり10,000隻以上の海域は次のとおりである。
・東京湾湾口〜相模灘〜駿河灘〜遠州灘〜熊野灘〜紀伊半島南方沖
・紀伊水道及び友ケ島水道
・室戸崎南方沖
・朝鮮海峡Busan港付近海域
・玄界灘
・朝鮮半島南方沖(北緯34度、東経128度付近)
・台湾海峡
また、メッシュ当たり5,000隻以上の海域は次のとおりである。
・本州の犬吠埼以南、四国及び九州の太平洋沿岸
・大隅海峡から台湾海峡に至る航路帯
・朝鮮海峡
・玄界灘
・朝鮮半島南西方向沖
・朝鮮半島南方から台湾海峡に至る航路帯
・山東半島付近
・揚子江河口沖
・台湾海峡
おおむね船舶の集中する海域は、船齢1〜9年の船舶の場合と同様であるが、対馬海峡からロシアのピョートル大帝湾東部諸港(Nakhodk、Vladivostok等)への航路帯及び渤海湾北部は幾分航行船舶隻数が多く、船齢1〜9年の船舶の場合より全船舶の場合の航行隻数密度分布に類似している。