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2] 船舶数からみた船籍/船齢構成

液化ガスタンカーの船舶数(322隻)について、船籍国と船齢の内訳を、船舶数の多い順に表2.6-7に示し、その船齢と船舶数の関係を図2.6-5に示す。船籍国は第二船籍国を含め全部で29カ国であった。

これをみると、代表的便宜置籍国のパナマが1位で全船舶数の32.3%を占めており、次いでリベリアが2位で13.4%を占めている。日本及び東南アジアゾーンの諸国については、日本9.0%、マレーシア4.0%及びブルネイ2.2%であり、日本周辺諸国については韓国1.9%及び中国1.6%となっており、北朝鮮及びロシアの液化ガスタンカーは確認されなかった。

船齢でみると、船齢20年未満の液化ガスタンカーの船舶数は249隻(10年未満164隻)であり、全液化ガスタンカー船舶数の77.3%(10年未満50.9%)を占めている。船齢20年以上の液化ガスタンカーの船舶数は73隻(30年以上6隻)で、全液化ガスタンカー船舶数の22.7%(30年以上1.9%)である。

平均船齢をみると、液化ガスタンカー全体で11.7年と全船舶の場合の13.4年より1.7年若く、タンカーの11.5年とほぼ同じである。船籍別では、日本9.0年、韓国18.3年、中国13.4年、マレーシア8.5年及びブルネイ24.1年であり、韓国及びブルネイを船籍とする液化ガスタンカーの船齢が高い。

船籍/船齢構成上の特徴は航海数の場合とほぼ同様である。

 

 

 

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