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平均船齢をみると、全体で13.4年、船籍別では、日本10.3年、韓国13.3年、中国16.6年及びロシア19.4年であり、また北朝鮮は22.3年*3となっており、ロシア及び北朝鮮を船籍とする船舶の高船齢が目立っている。日本周辺海域を航行するロシア籍船で船齢20年以上の船舶数の割合は49.0%、北朝鮮籍の船舶では61.5%*3に達している(日本籍船8.9%、韓国籍21.3%)。

船籍については航海数からみた構成よりパナマ、日本及び韓国の占める割合が小さくなるが、船齢については航海数、船舶数とも同様の傾向がみられる。

 

日本寄港船舶を船籍別でみると、代表的便宜置籍国のパナマが1位で全船舶数の30.8%を占めており、次いでリベリアが2位で7.3%となっている。日本及び極東ゾーンの諸国については、日本5.7%、韓国3.6%、中国5.5%及びロシア5.1%であり、これら4カ国を船籍とする船舶数は合計1,478隻で全体の19.8%を占めている。日本周辺海域を航行する全船舶の船籍と比べて、日本籍船の割合が約2%多くなる一方、中国籍船の割合が約3%少なくなる。

船齢でみると、船齢20年未満の船舶数は6,114隻(10年未満3,107隻)であり、全船舶数の81.9%(10年未満41.6%)を占めている。船齢20年以上の船舶の船舶数は1,336隻(30年以上148隻)であり、全船舶数の17.9%(30年以上2.0%)である。日本周辺海域を航行する全船舶と比較すると船齢20年未満の占める割合が約8%大きくなる。

 

*3) 添付資料4:「全船舶 船籍/船齢(船舶数)集計表」参照

 

 

 

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