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事業目標の達成状況

 

「現代日本のオーケストラ音楽」演奏会は、現代音楽の作曲家、特に若手作曲家に発表機会と鑑賞機会を与えることで、登竜門として最高の舞台を提供している。過去入選した作曲家のなかには、我が国のみならず、世界の舞台において活躍している者も少なくない。本年で第10回を迎える「芥川作曲賞」には、昨年の財団主催の「第21回作曲賞入選作品」のなかから、法倉雅紀氏作曲「羈旅の歌」が最終選考会の演奏作品として選ばれている。

音楽賞としての作曲賞ならび日本財団賞は、音楽活動を目指す作曲家にとって、権威ある名誉な賞として、受賞は一層の自信と励みになっている。又、日本財団特別奨励賞は、地道に作曲活動を続ける若手作曲家、中堅作曲家の創作意欲の一助となっている。こうした各賞の設定と厳格な審査が、当財団への応募作品の増加と内容のレベル・アップにつながり、現代日本オーケストラ音楽の今後の普及に寄与している。

「現代日本のオーケストラ音楽」演奏会は、オーケストラ曲を公募し、その入選作品と委嘱作品、更に招待作品の演奏を実施している。今回の応募作品は19曲で、その中から昨年11月の第1次選考委員会で選ばれた入選曲と、招待作品として柴田南雄作曲の「メタフォニア」を演奏した。

第2次選考委員会では、作曲賞の該当者は無く、最上位入選作品には、中村寛氏・作曲の「Klage der Ariadne」が選ばれ、日本財団特別奨励賞の表彰状と賞金20万円が贈られた。

 

事業成果物

 

日本財団助成事業であることを、立看板・プログラム等に明示するとともに(特別協賛 日本財団)、ポスター、チラシならびに「音楽の友」他音楽雑誌、他音楽新聞等報道機関誌紙等を通じて一般に公表し、機会あるごとに一般聴衆、関係者に対して周知徹底させた。

※ 詳細は別添のとおり

 

 

 

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