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事業目標の達成状況

音楽的密度の濃い大編成の交響楽団、一般に知られた指揮者、ソリストを低料金でもって、全国8ケ所・約8,000名の青少年を中心とした幅広い年層を対象にベートーヴェン、モーツァルトに代表される親しみのある曲目を提供した。うち身体障害者の演奏会では横浜の場合、2日間・4開催で104施設・養護学校から合計2,750名が来場した。又、野々市、焼津、白根では、特に事業担当者及び教育委員会・学校関係者が音楽教育に熱心で協力的であり、音楽教室を推進する上で大きな成果があった。

ロビー評価・アンケートの結果から以下の成果を得た。

(1) 小・中学生の音楽鑑賞については、生演奏が音楽教育に非常に効果があることが教育委員会・学校当局に理解され、関係者はもとより、学生、父母間でも非常に好評であった。音楽鑑賞マナーについては、年々向上が認められている。

(2) 楽器の種類・名称・音色・特色等の解説について、公演のなかでトーク時間を設けて実施してしているが、音楽基礎知識の養成に効果があると、学校当局から評価された。

(3) 身体障害者と保護者からは、生の演奏を聞いたことで、レコードや動画では理解出来ないことを直接体験が出来たこと。子供と一緒に聞く機会が持てたこと等の意見を含めて、ごく日常的なあたりまえのコンサートとして、地域文化の向上に大きな影響と貢献を与える極めて重要な演奏会であったとの評価を得た。

 

事業成果物

日本財団助成事業として、「特別協賛 日本財団」であることを立看板、ポスター、プログラム、チラシ等に明示するとともに、開催地の報道機関紙誌を通じて一般に公表した。詳細(写真、プログラム、チラシ、アンケート、感想文等)は別添のとおり。

 

事業報告

青少年への交響楽普及

名曲の演奏のほかに楽器、作品・作曲者の解説、歌唱の指導・斉唱、会場でのマナー指導等を内容とした音楽教室を、障害者を含む青少年を対象に野々市、横浜、焼津を中心に全国8カ所で開催した。とくに障害者を対象としたコンサートでは、気楽に楽しめる音楽の提供、オーバヘッド等の機器を利用した音楽の話と楽器の説明、指揮者、楽団員をはじめ全員参加による音楽での交歓を実施した。詳細は別添のとおり。

 

 

 

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