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PROFILE

 

東京ニューフィルハーモニック管弦楽団 Tokyo New Philharmonic Orchestra

1986年設立。演奏活動はオペラ、バレエ公演を始め合唱団との共演、文化庁主催による演奏旅行、ポツプス・コンサートなど広範にわたる。オペラ公演では、二期会「魔笛」「椿姫」、日本オペラ協会「山淑太夫」、「春琴抄」(指揮 外山雄三)杉理一演出「昔噺人買太郎兵衛」(文楽形式初演)、「鳴神」、東京オペラプロデュース「カルメン」(指揮 星出豊)、又、バレエ公演では1992年、日本バレエ協会「アンナ・力レーニナ」(本邦初演)で高い評価を受けて以来、松山バレエ団「白鳥の湖」、「眠れる森の美女」、「くるみ割り人形」、「シンデレラ」、「ロミオとジュリエット、小林紀子バレエシアター「くるみ割り人形」(指揮 佐藤功太郎)エイフマンのレニングラードバレエシアター「ジゼル」を始めウィニペグ・バレエ団「ジゼル」(イブリン・ハート出演)、フランス国立マルセイユ・ローラン・プティ・バレエ団「コッペリア」(NHK放送)など内外のバレエ団にも好評を得、ユネスコ主催コンサートにて「ボブ・ディラン」との共演(NHK BS放映)、ポツプ・ステップコンサート(共演 羽田健太郎)、シンフォニック・コンサート(指揮 服部克久)、住友ステップ・コンサート(指揮 山本直純)、さだまさしシンフォニー・フォーク公演(CD発売中)と活躍。1993年12月2日ヴァイオリンの巨匠ルジェロ・リッチ氏を招聘し第1回定期演奏会を渋谷オーチャード・ホールにて行い、その表現力に富む演奏が大き話題になった(CD発売中)。1994年12月26日べ一トーヴェン:第九交響曲(東京文化会館)1995年9月6日第3回定期演奏会(東京芸術劇場)、12月28日べ一トーヴェン:第九交響曲(ゆうぽうと)。1997年11月封切の松竹映画「男はつらいよ」(特別編)のサウンドトラックを収録。97年11月には「スター・ウォーズ」組曲3部作を公演、独自の企画を持ったオーケストラとして注目されている。他にテレビ朝日「新・題名のない音楽会」出演など。(社)日本クラシック音楽マネジメント協会会員。

 

十束尚宏 Naohiro Totsuka(指揮Conductor)

1960年東京に生まれる。5歳よリピアノを高柳朗子氏に、15歳より指揮を高階正光氏に師事。桐朋学園大学音楽学部指揮科に入学、指揮を故森正、小沢征爾、秋山和慶、黒岩英臣、尾高忠明の各氏に師事。卒業後、同大学研究科に入学しさらに1年間研鑽を積む。大学3年在学中の1982年、第17回民音指揮者コンクールで第1位に入賞。1983年、民音入賞記念コンサートとして、各地のオーケストラを指揮。7〜8月には、ボストン交響楽団主催のタングルウッド音楽祭にバークシャー・ミュージックセンターのフェローシップ・コンダクターとして招かれ、クーセヴィツキー指揮大賞を受賞する。1984年、ボストン交響楽団に副指揮者として招かれ研鑽を積み、新日本フィルハーモニー交響楽団第117回定期演奏会でデビュー。同年5月より1年間ベルリンに留学。留学期間中、再びタングルウツドにフエローシツプ・コンダクターとして招かれる。2回のタングルウッドを通じ、レナード・バーンスタイン、アンドレ・プレヴィン、クルト・マズア、レナード・スラツトキン、ジョセフ・シルヴァースタイン等に師事した。1985年「第11回若い芽のコンサート」にてNHK交響楽団を指揮。1986年4月には、ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会を指揮してヨーロッパ・デビューを飾る。1987年に2月には、再びストックホルム・フィルに招待された。6月、ロッシー二の「シンデレラ」を指揮してオペラ・デビュー1988年、ゾーリンゲン市立管弦楽団を指揮、好評を博した。1989年4月、1992年2月及び1997年4月にはNHK交響楽団の定期演奏会を指揮し、非常に大きな注目を集める。そのほかにも日本の主要オーケストラの定期演奏会にあいついで招かれている。1998年5月、ニュルンベルク市立歌劇場管弦楽団に客演、また1999年4月に、スロヴェニア・マリボール・フィル、ハンガリー・セゲド交響楽団、リスボン・グルベンキアン管弦楽団に客演し、各都市で好評を博した。1988年群馬交響楽団の指揮者に就任、翠年4月から1992年3月まで正指揮者を務める。1992〜97年東京シティ・フィル・ハーモニック管弦楽団常任指揮者、1994年から1998年3月まで広島交響楽団の音楽監督。意欲的な活動を行っている。

 

花房晴美 Harumi Hanafusa(ピアノPiano)

東京生まれ。ピアノを市橋陽子、三浦浩、片岡みどり、井口愛子の各氏に師事。桐朋学園高校を首席で卒業。その後、フランス政府給費学生として渡仏。パリ国立音楽院で、ピアノをピエール・サンカン氏に、室内楽をジャン・ユボー氏に学ぶ。パリ国立音楽院ピアノ科、室内楽科を卒業。その後、モンツァ国際コンクール2位入賞、ヴィオッティ国際コンクール3位(1位なし)入賞、エリザベート国際コンクール入賞、同時に新作課題曲(協奏曲)に対する作曲家賞を受賞。第5回シフラ国際コンクール第2位(1位なし)入賞、同時に聴衆が選ぶ最も気に入ったピアニストにも選ばれる。ボルド音楽祭では金メダル受賞。レコーディング活動も活発で、ラヴェル「夜のガスパール、鏡」、ドビツシー「前奏曲第1巻」は、日本はもとよリフランスのディアパゾン誌やハイファイステレオ誌などで絶賛を博した。また、珠玉の作品を集めた「ピアノ名曲集」のCD、「リスト作品集」、ドビッシー「前奏曲第2巻」、ムソルグスキー「展覧会の絵」、ラヴェル「夜のガスパール」のCDはいずれも高い評価を得ている。1993年に実妹真美とのデュオ曲を集めた「ア・グレイスフル・フレーム」を、1995年には、高関健指揮新日本フィルハーモニー交響楽団とリスト、チャイコフスキーの協奏曲第1番を録音し、詩情溢れる円熟の協奏曲2題として絶賛される。また、「ピアノ名曲集」の好評を受け、第2弾アンコール花房晴美」をリリース、最近では、ウィリアム・ランソムとの2台ピアノでも好評を得ている。現在、実力、人気とともに日本を代表するピアニストとしても最も注目を集めている。1996年4月よりエリザベート音楽大学、大学院の特任教授を務める。

 

 

 

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